ツンギレ３０５回目！！ ページ5
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綱吉が叫んでいた頃のAはというと…
「…オラ、早く行けって」
「ムリムリムリ !！ムリですよ !！」
肩辺りまで伸びた焦げ茶色の髪ごと
頭を左右にぶんぶんと勢いよく振っている
少女の背を押していた。
５メートル程先に見えるのは応接室。
「俺と話せるなら大抵のことはできる。
つか、早くしねぇと俺帰んぞ」
「はぅ…辛辣です…」
「元々俺はここの生徒じゃねぇからな。
恭弥にバレたら色々めんどいんだよ」
手続きやら何やらやらされる上に
最終的には転校しろと言われたことがある。
それはごめんだ。
ただでさえ綱吉に付き纏われているのに
並中に通ったりなんてしたら
確実に朝から晩までくっつかれる。
「兎に角、俺の知り合いだとでも言えばいい。
恭弥は俺に弱いから話は聞いてくれんだろ」
話の内容によっては追い出されるだろうが。
Aとしてはそれも面白いから
取り敢えず、この少女が掴んでいるAの
服の裾を離して進んでくれればいいのだ。
話の結果は後日、雲雀から聞き出せばいい。
「先輩も来てくださいよぉ…」
「行かねぇっつーの。
ってか先輩って呼ぶな」
「…よし、行きましょう先輩 !！」
「あれ？話聞いてねぇの？」
嫌だと言うAの服を引っ張って
少女は応接室へと近付いていく。
Aの力があればこんな少女ごときの力、
簡単に振りほどくことができるのだが、
この少女に雲雀がどう反応するか見てみたい。
「…じゃ、じゃあ…開けますね…!！」
「…しゃあねぇな…ノックはしろよ」
「はい !！」
元気よく返事をした少女は深く深呼吸をして
扉を軽く三回、コンコンコンッ、と叩いた。
「しっ、失礼しますっ!！」
そして雲雀の返事を聞くより先に
扉を開いて中に入っていってしまった。
思いきったら早いタイプらしい。
Aが笑いを噛み殺しながら中に入ると、
何故か呆然としている綱吉と目があった。
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こあら - 主人公可愛いよめっちゃ可愛いツンデレとかもう神でしょ!! (2014年12月23日 14時) (
レス) id: 5b9aed9482 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 刹來くん可愛い(＞∀＜) これからも頑張って下さい！ (2014年11月16日 18時) (レス) id: bd08c15949 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ハクさん» 読者様が夢主のイラストくれまして、テンション上がったので←次はその頃のツナと十年後夢主のお話考え中です♪ (2014年11月7日 22時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 久しぶりにツンギレくん開いて見たら更新されていたので凄く嬉しかったです！！10年後のツナと夢主の会話が面白く、特にツンデレを自覚していないところとかwwこれからも頑張ってください！！ (2014年11月7日 0時) (レス) id: 1717915240 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - 最初から読みました！とても面白かったです(^∀^)更新頑張ってください！応援してます (2014年10月17日 21時) (レス) id: 4cd2955c29 (このIDを非表示/違反報告)
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