ツンギレ３１９回目！！ ページ19
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「っと…薬飲ませねぇとな…食えるか？」
薬を飲ませるときは何かを食べさせないと
消化されずに戻す可能性がある。
奈々が冷凍のお粥を置いていってくれた。
「Aが作ってくれるなら食べる」
「冷凍は？」
「やだ」
綱吉は冷凍のお粥は食べたくないらしい。
食べたことがないから分からないが、
やはり手作りよりは美味しくないのか…
「はぁ…味の保証はねぇからな」
基本的な家事は千種とランチアに任せてある。
最低限のことは出来るのだが、
料理についてはあまり自信がない。
どちらかというと、お菓子作りの方が得意だ。
「…さて、どうしようか…」
部屋を出て台所に立ったAは
目の前に置かれた冷凍のお粥を見詰めていた。
おそらく、鍋に水を入れて米を煮込めば
こんな感じにはなるだろうが、
おそらく…いや、確実に美味しくない。
「イタリア風なら作れるかな…」
イタリアのお粥的なものなら犬や千種が
風邪を引いたときなどに作ったことがある。
レシピはランチアに教わったから本場だ。
「…面倒だし米はこれ使うか」
机においてあった冷凍のお粥を解凍し、
適当な皿を取り出して盛り付ける。
米はアルデンテではなく柔らかめだから
このくらいの柔らかさでいいはずだ。
「えっと…オリーブオイルかけて…
パルミジャーノ…はねぇし粉チーズでいいや」
粉チーズはパルミジャーノ風チーズを
細かく砕いたものだから大丈夫だろう。
冷凍のお粥に味付けしただけだか
真っ白なｵｶﾕﾔ失敗作よりはマシだ。
「あ、ついでにブロード作っとくか…
今から煮込めば夜には食えるだろ」
鍋に水とコンソメスープの元を入れ、
冷蔵庫から牛肉と鶏肉と取り出し入れて
セロリ、人参、タマネギを入れて
４時間程弱火で煮込めば出来上がりだ。
これに細かい小さなパスタを入れるのだが、
それはメモを書き残して奈々に任せよう。
「…まぁ、この俺が作ったんだから
アイツなら食うよな。多分」
Aが直々に作ってやったんだから
食べなかったら顔面にぶつけてやろう。
そんな黒いことを考えながら
Aはお粥を持って綱吉の部屋へ向かった。
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こあら - 主人公可愛いよめっちゃ可愛いツンデレとかもう神でしょ!! (2014年12月23日 14時) (
レス) id: 5b9aed9482 (このIDを非表示/違反報告)
リオン - 刹來くん可愛い(＞∀＜) これからも頑張って下さい！ (2014年11月16日 18時) (レス) id: bd08c15949 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - ハクさん» 読者様が夢主のイラストくれまして、テンション上がったので←次はその頃のツナと十年後夢主のお話考え中です♪ (2014年11月7日 22時) (レス) id: bf303e5bbe (このIDを非表示/違反報告)
ハク - 久しぶりにツンギレくん開いて見たら更新されていたので凄く嬉しかったです！！10年後のツナと夢主の会話が面白く、特にツンデレを自覚していないところとかwwこれからも頑張ってください！！ (2014年11月7日 0時) (レス) id: 1717915240 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶アイス - 最初から読みました！とても面白かったです(^∀^)更新頑張ってください！応援してます (2014年10月17日 21時) (レス) id: 4cd2955c29 (このIDを非表示/違反報告)
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