Memory＊デスヒーター＊ ページ38
「全員、各フィールドに到着したようです」
「各フィールドに設けられたポールの頂上には、
フィールドと同じ種類のリングがおいてあります」
ふむ…
もう一度リングを奪い合うというわけですか。
それなら今までの戦いはいったい…？
鍛えるためと言われればそうかもしれませんが、
命を危険に晒してまでやるべきことではないような…
…いえ、まぁ、それは後で考えましょう。
少し下がったとはいえまだ38度は保ったまま。
熱に浮かされた頭でいくら考えても無駄ですから。
「ただし、できればの話ですが」
「…？それはどういう…」
ことですか、と続けようとした言葉は風となり消える。
大きな画面に映ったのは悶え苦しむ皆の姿。
唯一スクアーロだけが皆より顔色がいい。
…やはり、あのリストバンドは…
「ただ今、守護者全員にリストバンドに
内蔵されていた毒が注入されました」
「…！」
「何だって！？」
サァッと血の気が失せる。
まさか、そんな。
これはただの試練だったはず。
本気で継承者を決めるわけではないはず。
だって私は紛い物なんだから。
それなのに…
どうして、皆が苦しんでいる…？
「デスヒーターと呼ばれるこの毒は瞬時に神経を麻痺させ、
立つことすら困難にします」
「そして、全身を貫く燃えるような痛みは徐々に増してゆき…
30分で絶命します」
30分。
あまりにも短すぎるタイムリミット。
じっくりと育て上げようと思っていたのに…
そんな暇もなさそうです。
熱とショックで回らない頭を必死に回転させる。
私がしっかりしないと。
私が皆を守らないと。
このままじゃいけない。
私は…
…私は、強くあらなくてはならない。
「そして大空戦の勝利条件はただ１つ…
ボンゴレリング全てを手に入れることです」
そうとなれば私がするべきことは一つ。
綱吉くんの試練と平行して皆の解毒。
幸いなことに私の武器は飛び武器である銃だ。
これを使えばポールを倒すことくらい容易い。
私の腕があればヴァリアー側に狙って倒すことも。
彼らならきっと私の思考を理解しているはず。
綱吉くん側の子達を見捨てたりしない。
…さぁ、そろそろ始めましょうか。
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紅葉 - 黒猫さん、夏休みで忙しいと思われますが更新頑張ってくださいね。いつも萌えさせてもろてます！ (2015年8月3日 16時) (
レス) id: bd246bba73 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いものとロリショタ好きな色々危ない甘党女子高生 - 黒猫さん…緑の星マーク付きましたね〜ニヨニヨ←それほど人気なんですね♪更新頑張ってください♪ (2015年8月2日 22時) (レス) id: 8e4538ac73 (このIDを非表示/違反報告)
Coniglio bianco - 黒猫さん無理しない程度に更新頑張ってください…うちは黒猫さんのファンなのでず~っと待ってます！ (2015年7月28日 1時) (レス) id: cf11615a1c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 黒猫さん忙しいのかしら… (2015年7月27日 20時) (レス) id: d5f3ef99d8 (このIDを非表示/違反報告)
トンぬら(プロフ) - スクアーロが可愛すぎます!もうこの作品大好きです!!最高すぎます(ｸﾞﾍﾍ 更新頑張って下さい! (2015年7月24日 12時) (レス) id: eb9b83809d (このIDを非表示/違反報告)
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