Memory＊襲撃者の察知＊ ページ24
ヒートアップする二人の戦いを見ながら眉を寄せる。
フードを被っているから周りには分からないでしょうが…
多分今、凄く怪訝な目をしていると思います。
何かがおかしいのです。
確かに二人からは殺気を感じます。
でも、それだけじゃなくて…
フィールド外からも殺気が漏れているような…
「…なぁ、ボス。
すっげー微かにだが……殺気を感じねぇかぁ？」
「……君も感じますか」
スクアーロに小声で言われた言葉に確信を持つ。
この試合は激しいものになっている上、
フィールドには覆いがなくいつでも襲撃できる。
そうなれば狙われてもおかしくはない。
「騒ぎに乗じて誰かを消すつもりなのでしょう」
「ほぉ？それなら迎え撃ってやるのが礼儀だなぁ」
「おや…分かってきたじゃありませんか」
コソコソと小声で話し合う。
殺気に気付いたからといってすぐには動かない。
まずは相手の出方をうかがわないと。
そう思って試合を見続けること数分。
動かない。
まったくもって動かない。
何故でしょう…
試合に集中しているときが一番狙いやすいのに…
不思議に思って邪眼を発動させ辺りを見回す。
すると、数メートル先に見えた何千もの人影。
同じく何百と設置され、スタンバイされている砲丸。
スクアーロにそれを告げると険しくなる表情。
「う"ぉい、何か雲行きが怪しくなってきやがった…
このまま続けんのは危険だぞぉ！」
「えぇ……ベル、レヴィ、マーモン、臨時任務です。
この場に襲撃者が多数いる」
「「「…！」」」
襲撃者、といった途端に張り詰める空気。
流石は暗殺者。
普段はふざけていてもやるときはやるのですね。
…なんて、少し感心しながら指示を飛ばす。
「ベルとレヴィは敵を捕らえボスの素性を吐かせなさい。
マーモンは幻覚で襲撃者を全てこちらに誘導して頂きたい」
「「「Ｓｉ！」」」
威勢のいい返事と共に消える三人。
できればメグにも協力していただきたいのですが…
説明している時間も惜しい。
いつあの砲丸が火を吹くか分からない。
…ならば、力ずくでいきましょう。
「スクアーロ、君はここに残り指示を頼みます」
「あぁ。ボスはどうすんだぁ？」
「メグを連れ戻し、彼らの意識をこちらに留める」
言い終わるかどうかといったところで地を蹴る。
この際ルールなど気にしていられない。
目がフードで隠れているのをいいことに邪眼を発動させ、
襲撃者に狙いを定められている恭弥くんを蹴りあげた。
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紅葉 - 黒猫さん、夏休みで忙しいと思われますが更新頑張ってくださいね。いつも萌えさせてもろてます！ (2015年8月3日 16時) (
レス) id: bd246bba73 (このIDを非表示/違反報告)
可愛いものとロリショタ好きな色々危ない甘党女子高生 - 黒猫さん…緑の星マーク付きましたね〜ニヨニヨ←それほど人気なんですね♪更新頑張ってください♪ (2015年8月2日 22時) (レス) id: 8e4538ac73 (このIDを非表示/違反報告)
Coniglio bianco - 黒猫さん無理しない程度に更新頑張ってください…うちは黒猫さんのファンなのでず~っと待ってます！ (2015年7月28日 1時) (レス) id: cf11615a1c (このIDを非表示/違反報告)
紅葉 - 黒猫さん忙しいのかしら… (2015年7月27日 20時) (レス) id: d5f3ef99d8 (このIDを非表示/違反報告)
トンぬら(プロフ) - スクアーロが可愛すぎます!もうこの作品大好きです!!最高すぎます(ｸﾞﾍﾍ 更新頑張って下さい! (2015年7月24日 12時) (レス) id: eb9b83809d (このIDを非表示/違反報告)
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