１３０回目の夜明け ページ31
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ﾄﾞｶﾞｱｧｰｰｰｰｰｰﾝｯ!!
扉をぶっ壊して部屋の中に入る。
部屋の中は暗くよく見えねぇ…
あ、でも窓から日の光が入ってるな…
光を頼りに進むと、ソファに人影が。
次第に暗い所に目が慣れてきたのか、
その姿がハッキリと見えてきた。
その人影は俺の姿を見て硬直してるが、
俺は無視してその人影に向かって叫ぶ。
A「やっほー!!夢で交わした約束通り
会いに来てやったぜパインくーーーんっ!!」
骸「クハッ!?やっぱり君ですかA君!!
というか僕はパインじゃありませーんっ!!」
A「ぐはっ!?!?」
人影…骸は突っ込みながらも
俺にタックルをぶちかましてくれた。
…またかよｯ!!
A「おぅ…何か威力増してねぇ…？」
骸「君に壊された扉に比べれば
赤子が叩くくらいの威力でしょう!!」
A「扉と一緒にしないでくれる!?」
確かにそうなんだろうけど!!
あそこで無惨にもねじ曲がってる
扉に比べたらそうなんだろうけど!!
A「ったく…」
俺は溜息を付きながらも
やはり俺の腰に巻き付きながら
腹に顔を埋めてる骸の頭を撫でる。
パイン崩さないようにすんのって
意外と大変ってこと知ってる？
骸「…ん？…ん!?A君!?」
A「いや、何でそんなに驚いてんの？」
骸「な、何でって…A君が急に
僕の頭撫でるからに決まってますよ…」
骸はそれだけ言うとまた俺の腹に
顔を隠すかのように埋めた。
A「骸、上手く脱獄できただろ？
少しくらい褒めてやろうと思ってな。」
俺がそう言ってポンッと頭を叩くと、
骸はポツリポツリと話し出した。
骸「…僕、頑張ったんですよ。」
A「うん。」
俺は骸を撫でながら大人しく話を聞く。
骸は今までのことを全て話してくれた。
話が進むにつれ、骸の声は涙声に、
俺の腰に回っている腕の力は強く、
腹の辺りは濡れて冷たくなってきた。
骸「大変でしたよ…怖かったですよ…!!」
A「…うん。」
そりゃそうだろう。
脱獄なんてして怖くないわけがない。
結構無茶もしたんだろうしな…
骸「君に、A君に会うためだけに
頑張ってここまで来たんですよ…ｯ!!」
A「うん、骸はよく頑張った。
この後のことは俺に任せろ…な？」
骸「ぅ…く…ふ、ぇ…」
俺は本格的に泣き出してしまった骸が
泣き止むまでずっと頭を撫でていた。
ある意味、俺のせいでもあるし…
今は俺等以外に誰もいねぇし。
精一杯泣けば良いと思う。
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黒猫(プロフ) - 邪龍さん» わぁ!!ありがとですっ!!頑張ります!! (2013年12月27日 1時) (
レス) id: b318e72ee4 (このIDを非表示/違反報告)
邪龍 - さ、最初から見ました…!!凄く面白いです!頑張ってください (2013年12月27日 0時) (レス) id: d62d3d5f13 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - 宮地真さん» ありがとうなのですうぅぅ!!頑張りまぁあぁぁす!!!(ﾟ∀ﾟゞ)← (2013年12月27日 0時) (レス) id: b318e72ee4 (このIDを非表示/違反報告)
宮地真(プロフ) - ヴァリアーの過保護ｷﾀｰｰｰｰｰｰｰｰ!!!(°∀°) 面白いですぅぅ！頑張ってくださぁぁぁぁい！ (2013年12月27日 0時) (レス) id: e6677fa0f0 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫(プロフ) - (*´∀`*)純愛マジ最高！さん» うひゃあ!?お、落ち着いて下さーい!!!元気パワァは渡しておきますからー!!← (2013年12月27日 0時) (レス) id: b318e72ee4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫 | 作者ホームページ：
作成日時：2013年12月24日 11時
