Light in darkness−希望の光−３

第１２０話 ページ25

＜智side＞

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智「翔ちゃーん、ニノー、来たよ」

翔「あ、智くん。今ちょうど準備終わったとこ」

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あのあと

怪我がひどかったニノと翔くんは４日間入院になった。

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そりゃあ、そうだよね。

ニノは肩をナイフで貫かれ

翔くんは足と脇腹を拳銃で撃たれてる。

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刀を素手で握って大きな傷を負った松潤と

腕と胸を刀でかすった俺と

背中にナイフのかすり傷を何箇所も作った相葉ちゃんは

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安静に、ということで...

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和「大野さん、遅すぎですよ....待ちくたびれたんですけど」

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あ、ニノったら、憎たらしい。

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智「今日で退院だね。２人とも、怪我の方は大丈夫なの？」

和「大丈夫ですよ.....怪我は確かにひどかったけど...これでもRainbowの人間ですから？」

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ん？

翔「ふふっ...普通の人と比べて回復力が良いのは、智くんたちと一緒だよ」

智「そうなんだ...」

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でも回復力とかって言ってるレベルじゃなくない？

その怪我...

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和「んじゃ、行きますか」

翔「そうだね...ごめん智くん...先に本部に行ってもいいかな？」

智「もちろん...翔くんのお父さんに言うんだよね？あのこと」

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翔「じゃあ、行こっか」

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もちろん、翔くんたちがRainbowをやめるってことを。

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和「あの２人は？」

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先生にお礼を言い

病院を出て歩いている時。

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ニノが聞いてきた。

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智「あの２人は先に局に行ってるよ？午前中に仕事あるみたいだから」

翔「そっか...」

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もう、俺たちは...何も気にしなくて済むんだ。

翔くんとニノのおかげで...Rainbowのおかげで...

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あそこから、解放されたんだから...

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長い間、俺らを...きつく、きつく...縛っていたものから。

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本部。

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ここに...来るのは、初めてだ...

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智「......デカいね」

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和「ここに来て初めて言う言葉がそれですか」

智「だってぇ...」

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翔「行くよ」

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呆れてる翔くんに俺らはついて行った。

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長い廊下を抜けた先にあった部屋。

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そこに入ると...

優しそうな男性。

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俺らがよく知ってる人物の面影...

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間違いない、ここのボスで、翔くんのお父さんだ...

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秀「よくテレビで拝見しているよ、大野智くん」

智「えっ...はぁ。どうも」

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なーんか

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ボスっぽくない人〜

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