第106話 ページ11
<翔side>
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朦朧とする意識の中。
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相葉くんの温もりをずっと感じていた。
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彼が...刺されそうで
怖くて、仕方なかった....
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雅「......しょ、ちゃん...」
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翔「相葉く....」
・
彼の腕の中...
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ぼやける視界を
はっきりさせるために、何度かまばたきしていると...
・
俺の視界に
相葉くんとは別の人影が映った。
・
・
潤「翔くん......大丈夫?」
・
見えたのは、松潤。
彼の右手からかけて手首は、
恐ろしく、血で染まっている。
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・
俺らを助けるために...
素手で...?
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・
どうして、無茶するの....?
・
・
そういえば....
敵に、足をやられた瞬間.........
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・
俺の名前を呼ぶ声が聞こえたんだ。
俺にはすぐに分かったよ....
・
・
翔「.......ニノ...っ...ニノ、は...?」
・
俺の声に
はっとして周りを見渡す松潤。
・
潤「えーっと...ニノは、あっち...に..........」
・
・
彼の声が途中で止まる。
・
雅「......っ、ニノ」
・
和「翔...ちゃんっ...!」
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・
向こうから聞こえるニノの声。
でも.......悲痛な叫びにしか聞こえないよ...?
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・
相葉くんの腕にしがみついて、少し体を起こし...
ニノの方を向いた。
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・
そこには
・
血まみれのニノと
ニノを支える智くん...........
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・
潤「.......っ、ニノ...何が...」
智「敵に、やられたんだよ.....それより、翔くんも大丈夫なの....?」
・
智くんは
ニノを俺の横にそっとおろした。
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ニノは...肩を刺されたのかな...
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和「....っ、はぁ...やられ、ちゃった....よそ見は...厳、禁..です、ね...」
途切れ途切れに話すニノ。
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翔「ニノっ...喋っちゃ...ダメ...」
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俺はニノを抱きしめた。
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和「しょぉちゃんだって...怪我、してるじゃない...」
小さな声で、そう言いながら
俺の背中に手を回すニノ。
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・
翔「俺は...足だから、まだ大丈夫...なんだ、よ...」
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早く、病院に行かないと...
全員が怪我してるから.......まずい。
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けど........
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・
・
『........全員、倒すなんて.......っ.....でも、それで戦えるのか?』
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皆が息を飲むのが分かった。
・
だって...皆、
血まみれで、ぐちゃぐちゃ...
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誰がどう見ても
もう、動けないような格好...
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・
智「........俺らはな、....あんたを潰すまで.....絶対に、倒れないんだよ」
・
彼の声が響いた。
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ARASICK♪娘 - 完結おめでとうございます!面白かったです!最後、感動しました!!これからも頑張ってくださいね♪ (2014年4月20日 0時) (レス) id: 1b967f3643 (このIDを非表示/違反報告)
櫻ノ宮和翔(プロフ) - 完結おめでとうございます(^^♪とても面白かったです(^J^)新作&今までのもガンバです(^^♪ (2013年3月6日 12時) (レス) id: ca8ec43a92 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 完結&新作スタートおめでとう!!めっちゃ感動しました。次回も楽しみにしてます!お疲れ様でした (2013年3月5日 22時) (レス) id: 345e180f71 (このIDを非表示/違反報告)
紗音(プロフ) - 待ってました♪めっちゃ、マネさん優しい~!続き楽しみです (2013年3月3日 0時) (レス) id: ebd03fe0b3 (このIDを非表示/違反報告)
ciellyice(プロフ) - 更新待ってました(((o(*゚▽゚*)o)))これからも頑張ってください★ (2013年3月3日 0時) (レス) id: 4e300c96d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*nao*(元:尚翔☆) | 作成日時:2013年1月25日 23時