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結局、朝までそこで過ごしていた。
まあ久しぶりに帰ろうかとは思ってたけどね。
実家に帰ったようなものだ。

「とりあえず、用は済んだから帰る?」

伝えたいことは伝えたので、2人に声をかけた。
でも、2人は硬直したままだ。

「マヤ、いきなり人間連れて来たらこうなるよそりゃ。」

そういう物なのかな?
まあいいや。
私はともかく、2人は星に帰らなきゃいけないもんね。
そう考えて、私は転移を発動させた。

ーーーーーーーーーー
明け方……人間の警戒が最も強まる時間帯に、唐突にマヤが現れた。
私の探索スキルをもってしても、相変わらずマヤの魔術は分からない。

「ベルフェゴール、指令。」

私が基本朝型なのを知っているからか、唐突に話を切り出された。

「……と……し……以上。」

観測出来る範囲に敵はいないが、情報はどこから漏れるか分からない。
だからマヤが指令を出すときはあまり大声を出さない。
この小ささは、隣で寝ているテイハやカセンへの配慮もあるかもしれないが。

「分かった。早急に調べておこう。」

「よろしく。」

と言って、マヤは消えた。
内心はかなりヒヤリとしていた。
マヤの機嫌を損ねれば、私など一瞬とは言わないまでも、すぐに倒されてしまうだろう。
いや、もう魂ごと潰されてもおかしくはない。
神格をほとんど封印した状態でさえ、マヤの力は異常なのだ。
早く作業に取り掛かろう。
早い方が、指令内容遂行の為にも、私の安全の為にも良いからな。

ーーー

勿論、マヤちゃんは大切な眷族を殺したりなんてしません。
だけど圧倒的過ぎる力のせいで無意識の内に恐怖を感じている地獄神ズである。

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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時

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