異世界転移した最強の地獄神〜捨てられたのでゴーイングマイウェイを貫きます〜

３１歩目 ページ31

｢さあ、今日はレベル２、フォレストドラゴンだ！｣

｢カセン、覚悟を決めるぞ……｣

｢うん。死んだら骨は拾ってね。｣

何故か悲壮な面持ちで覚悟を決めるテイハさんとカセンさん。
おっかしーなー。
カセンさんはほぼ不死身だし、私の力なら蘇生なんてすぐに出来るって言ったはずなんだけどなー

もちろん、それが群れで来るとは思ってなかったんだけど。

｢え？フォレストドラゴンって群れるもんなの？｣

｢冒険者の中では常識だよ！｣

自慢じゃないが、我に人間の常識など通用しない！
あ、自分で言っててそれはどうかなって思うんだけどね！？

｢うーん、来ちゃったもんは仕方ない。ここで対集団戦闘の練習してて。ちょっと行ってくる！｣

｢｢えぇー！？｣｣

驚く２人を尻目に、空間転移を発動させた。



対象は、昨日の廃村。

｢なんでまだ生きてるのさ。昨日のアレで翼切り落としたはずなんだけど｣

｢回復魔法がギリギリ間に合ったのさ｣

私の声に振り向いたのは、魔族。
そう、昨日のアレは、こいつを倒すためでもあったのだ。
うまく回避されて翼しか切れなかったけどね。
でも、翼を斬ったら魔族の動きは止められる。

｢とりあえず死んで。ソウルスクリーム！｣

昇天して頂きました。
魔族相手では一撃必殺、これ常識。

とりあえず死体の心臓を破壊して空間倉庫に入れておく。

｢問題はこっち。｣

私が見に来たのはこっちの魔方陣。

｢これに魔力流せば、家の一つくらいぶっ飛ばせるな。覚えて消しとこ。｣



｢おいそこの女。ここで何をしている？｣

足で魔方陣をグリグリしてたら、新しい魔族が来た。

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