もう一つの“S”な彼女④ (ページ17)

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緊張とSixTONES ページ17

『うぁー、心臓が口から飛び出そう‥‥』

生放送での歌番組の本番前

舞台袖には胸に手を当てて落ち着かない様子のAと、いつもと変わらない様子のSixTONESが待機していた

森本「大丈夫だって！」

『慎太郎、痛い。背中バンバンしないで‥』

京本「A、深呼吸だよ」

『ずっとしてるよぉ‥』

ジェ「HAHA、Aなら大丈夫だよ」

『え～(＞_＜)』

ｽﾀｯﾌ「Aさん、お願いします」

『あ、はい』

スタッフに声をかけられてステージへ向かうAの一歩目

瞬間、Aが纏う雰囲気が変わり先程までと別人のように堂々とステージに上がる

ジェ「ああやってちゃんとスイッチ切り替わるんだから心配することないのにね」

北斗「戻ってくるまで何があっても切れないからな、あの集中力」

樹「でも本人無意識なんだよなー、あの状態は」

京本「だから戻ってきた後に、出来てたか不安がっちゃうんだよね」

森本「裏での様子と違いすぎてビックリする人とかたまにいるもんな」

髙地「あ、帰ってくる。いつものAに戻るまで3‥2‥1‥」

『ねぇ、出来てた！？ステージいた時の記憶ないんだけど！』

髙地「出来てたよ！本当にどうやって切り替わってんのか謎だわ」

『自分でもよく分かんないのよ、これが。後で録画見せてもらわなきゃな～』

樹「今度、Aの集中力について調べてもらう企画でも提案するか」

京本「あ、良いね。集中切れたら罰ゲームで、どれだけ持続できるか俺達と勝負しよう」

森本「きょも、それは多分俺らに勝ち目がないやつだ」

北斗「早々にSixTONESが全滅する未来が目に見えるわ」

ジェ「HAHAHA、でも面白そうだしやってみよーよ」

『私もどういう条件で発揮されるか知りたいかも。そしたら本番前の緊張も解けるかもしれないし』

樹「え～、それはダメ」

『何で？本番前にギャーギャー騒いでるの、いつもうるさいでしょ？』

樹「Aがあたふたしてんの見て可愛いなって思うのが、本番前の楽しみなのに」

髙地「うーわ」

北斗「え、キモ‥」

『樹、嫌いだわー』

樹「Aー！そんな冷めた目で俺を見ないでー！」

この後から、Aは本番前に樹の慌てふためく姿を思い出すことで緊張が和らぐようになったらしいです