家×指輪×倦怠期【青】

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side‥you


『‥‥グス‥。ん‥ゴメン、もう平気』

渡辺「本当？」





泣きすぎて目が痛いのと鏡を見るのが怖いけど、まぁそれは置いておこう





『大丈夫だから。話‥ある』

渡辺「うん‥」

『翔太、今お仕事忙しい？』

渡辺「え？うん、まぁ‥忙しくさせてもらってる‥けど‥」





突拍子もない私の発言に、翔太は目を丸くさせてる





『私に‥、翔太を信じさせてくれる？』

渡辺「それはもちろんだけど、何すれば良い？」

『明日から毎日私に写メ送って。何でも良い、でも撮り貯めじゃなくて、その日撮ったやつ。まぁ証明のしようはないけど』

『ただし私は既読つけるだけ、返事は多分しない。キツいと思うんだ、忙しい中で連絡してるのに反応ないのって。だからいつ止めても良い』

『一日でも連絡なかったら、今度は本当におしまい。その後絶対に連絡取れないようにするし、会社に来ても会えないようにする』

渡辺「分かった」

『でも、本当に明日は無理とかって分かってるなら、前日までに連絡くれれば良い事にしようか。仕事に支障が出ちゃダメ』

渡辺「ん、もしそんな事があったら、ちゃんと言う」

『キツかったり、義務感になったら止めてね。もう止めたいってちゃんと言って。それで綺麗に終わりにしよう』

渡辺「そうはならない。でもAがそれを不安に思ってる事、肝に銘じとく」

『そう‥‥。それと、続けたって100%私が翔太のところに戻るわけじゃない。私もその間に、色々考える。終わりの日も決めない』





自分で言ってて、酷くて厳しい条件ばかりだと思う

終わりが見えない中、翔太が続けられるのか‥‥



翔太も、難しい顔してる





渡辺「‥‥一個、良い？」

『何‥‥？』





やっぱり‥無理なの‥‥？

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