もう一つの“S”な彼女⑩ (ページ7)

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それスノホワイトデーページ7

ゆさﾋﾟｮﾝ「それスノ学園に転校生が来ているので、紹介しますね。皆さん、仲良くしてくださいねー」

『転校生の鈴宮 Aです、よろしくお願いします』

渡辺「男物の制服！？」

ラウ「えー！Aちゃん、男装？」

『最初のテーマがホワイトデーでしょ？だから私も参加するために男装なの』

目黒「でも役作りまではしてるわけじゃないんだ？まんまAだし」

『うん。でも告白シーンとかはちゃんと考えてシナリオ作ったよ』

ゆさﾋﾟｮﾝ「では早速、Aちゃんの告白シーンを見ていきましょう」

『頑張ってチョコレート手作りしてくれたの嬉しかった。俺も慣れないなりに頑張ったから‥‥受け取って欲しい』

『他の人にも同じの返したのって？そもそももらってないよ。申し訳ないと思ったけど受け取れなかった』

『それが俺なりの誠意だから』

『今度は君が俺の気持ち、受け取る番だよ。返品は‥‥しないで欲しいかな』

『ホント！？ありがとう！あ‥、その‥本当にお菓子作り慣れてないから、それ不格好かも。笑わないで食べて、来年もっと頑張るから』

↑あざとく微笑んで、おでこコツンで終わる

佐久間「あざとい警察です、緊急逮捕ー！！」

深澤「おい全員出動しろー！！」

向井「お前は完全に包囲されているー！！」

渡辺「故郷でお袋さんが泣いてんぞー！」

ラウ「Aちゃん、これ以上罪を重ねないで！」

『そんなに！？』

ラウ「ヤバいあざとかったよ、今の。俺、心の中で“キャー！”ってなったもん」

阿部「俺はお菓子のハードル下げてたのが気になるなー」

佐久間「分かる。え、ふっかレベルでヒドイの作った？」

深澤「おーい！！」

『作ったのはね、スティック状のブラウニー。ペーパーで巻いて手が汚れないようにってのは阿部ちゃんと同じ配慮。あとはハート型の砂糖とかチョコペンでちょっと飾りをね』

スノ「‥‥‥‥‥」

ゆさﾋﾟｮﾝ「シーン」

『え？いや、反応してよ』

渡辺「お前、それガチのやつじゃん」

『ドン引き！？』

目黒「俺、ああいうのデパ地下で見た事ある」

宮舘「全く隙がないよ、これは」

『あれ？もしかしてガチでやりすぎだ？』

岩本「告白の設定と比べると、あんだけ下げといてこれが出てきたら女の子ビビると思う」

深澤「その辺は審査員の2人に、じっくり聞いてみましょう」