もう一つの“S”な彼女⑩ (ページ22)

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ーRaulーページ22

『わっ、電気消えちゃった！？』

ｽﾀｯﾌ「鈴宮さんとラウールさん、停電しちゃったんで一旦待機しててくださーい！」

ラウすず「『はーい！』」

明かりが消えてすぐに外のスタッフが声をかけたくれたので、2人はソファーから動かなかった

ラウ「ビックリしたね」

『ねー』

もちろん仕掛人のAは電気が消える事は分かっていたので第2段階へ入る

隠しておいた紐を引き、ラウールの膝辺りにマネキンの手を乗せた

ラウ「キャー！！」

『うわっ！？』

ラウールの甲高い悲鳴とともに、Aの身体にドンッと巨体がぶつかる

おそらくマネキンの手に驚いたラウールがAの方に飛び退いたのだろう

『ラウ、どしたの？暗いの怖い？？』

ラウ「違うの！俺の膝に何かいたのぉー！！」

『え！？』

ラウ「一瞬だったから何か分からないけど、絶対何かいた！」

“ラウが動いてマネキンの手落ちちゃったっぽいな。手繰り寄せてみるか‥”

手探りでラウールを宥めつつ、片手で紐を引いてみる

床に落ちていたであろうマネキンの手は、ゆっくりとソファーを登って、再びラウールの身体に触れた

ラウ「わぁー、ヤダー！！」

『ラ‥ラウ？』

ラウ「何かチョンチョンしてる、Aちゃん助けて！！」

『えぇっと‥、ちょっと待ってね』

ラウールが可哀想になってきたAは紐を引ききってマネキンの手を持った

そこで、パチッと明かりも点く

ラウ「ギャー、ゾンビー！！ヽ(;ﾟ;Д;ﾟ;; )／」

『ゴメンね、ラウ‥』

ラウ「あ‥、まさかAちゃん‥‥」

『テッテレー、ドッキリでしたー！」

ラウ「ヒドイ！しかも何これ、超リアルなゾンビの手、ガチ企画じゃん」

『あはは、ラウの怖がり方は可愛かったぁ』

ラウ「もうAちゃんなんか知らない、ふん！」

『あー、ゴメン！拗ねないでー！』

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『ラウに拗ねられてしまい、さっきから全く口きいてくれません(泣)』

『でもチラチラこっち見てるので、後でたくさん甘やかしたいと思います』

ラウ「甘やかしたくらいで何とかならないから！俺、怒ってるんだからね！」

『ちょっと大急ぎでご機嫌とってきます！！』

『Snow Manへの暗闇ドッキリは終了になります。9人相手は長かったです、結構大変でした』

『以上、鈴宮 AとSnow Manでしたー』