もう一つの“S”な彼女⑩ (ページ19)

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ーDaisuke.Sーページ19

佐久間「えぇっ、電気消えちゃった！？」

『停電かな、雷予報出てたもんね』

佐久間「あー、阿部ちゃん言ってたね」

ちょうど外はひどい雷雨だったので、電気が消えても佐久間は停電だと思い込んでくれたようだ

ただドッキリのリアクションとしては物足りないので、Aはすかさずマネキンの手を引き寄せる

佐久間「んん？誰ですかー？」

『え、何？』

佐久間「誰かが佐久間さんの膝触ってんだよねー。Aがいるのと逆側の膝だから、Aじゃないっぽいし」

『うん、私じゃない。‥‥‥え？』

佐久間「えっ？」

『待って、嘘でしょ‥』

佐久間「えぇっ、ちょっ‥何が何が！？」

『だって‥私達以外に誰かいたっけ‥、この部屋‥‥』

佐久間「い‥ないね‥。‥‥えぇ、怖っ！誰！？てか何！？」

佐久間がこの状態の異常さに気付いたところで、部屋の明かりが点けられた

佐久間「ぎゃー、バイオハザードー！！」

『あれ、そっち？』

佐久間「そっちってどっち！？」

『いや、さっくんの推しの娘がいるゾンビアニメ名を叫ぶと思ってたから』

佐久間「そんな咄嗟に出ないし、これガチもんだし！‥‥‥‥んぇ？」

『うふふ、ドッキリ大成功ー！！』

佐久間「なぁんだよー！！」

『すぐに出てくるのがバイオハザードとはね、推し事足りてないんじゃないですか？』

佐久間「んぁー、何たる不覚！アニメオタク兼Snow Manとしてこれではいけない、ちょっと今日アニメ全話見てくるわ」

『え、かなり時間かかるんじゃない？』

佐久間「秒でこのアニメ名が言えないと、俺が俺を許せないから！」

余談だが、佐久間はずっとマネキンの手をブンブン振り回している

壊れるから止めて欲しいとスタッフさんが影で泣いています‥(笑)

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『さっくん良い反応してくれましたねー。Snow Manで1・2を争うくらい反応が良い彼なので期待してましたが、見事に応えてくれました』

『さて、Snow Manは明日は朝から仕事が入っているはずなのですが、果たしてさっくんは集合時間にちゃんと来れるのでしょうか』

『一応明日の朝は電話してあげます、ドッキリ仕掛けた人間の使命として。じゃないと万が一の時に他のメンバーに恨まれる‥(-""-;)』