もう一つの“S”な彼女⑦ (ページ27)

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『“これだから女は”？はぁっ！？ライブ来てくれる女の子の中にもあの日で具合悪い中来てくれる子がいるんだよ、人数比率考えればそんくらい分かんだろ！？その子達にも同じ事言えんの！？夢見せれるの！？』

『それなのに女子に対するマナーもなってなきゃ配慮もできてないガキが偉そうに女語ってんじゃねーよ！』

『どれだけ痛いかしんどいか想像すらした事ねーくせに！』

『大体あんたもその女の腹から生まれてんだっつーの！！』

嶺亜「A、落ち着いて！お口が悪い！」

井上「どーどー、はい深呼吸してー」

嶺亜「あ、無理だこれ止まんない」

井上「誰かスノストか滝沢君呼んできてー！(泣)」

井上「と、Aが怒り狂って危うく乱闘騒ぎになるとこだったって話」

髙橋「瑞稀君と嶺亜君、頑張ったね」

井上「あの時はマジで怖かった」

猪狩「ねぇ、見た事ないくらいAさんが小さくなっちゃってるけどww」

膝を抱えて限界まで縮こまっているAが、しぶしぶ顔を覗かせる

『黒歴史だ‥、恥ずかしすぎる‥‥』

橋本「休憩中だからドア開いてて廊下まで声が響いてきて、マジで事件だと思ったよ」

作間「Aが滝沢君に連行されたところまでは知ってるけど、その後どうなったの？」

『めっちゃくちゃ怒られたし、罰掃除も命じられた』

髙橋「え、A悪くなくない？」

『みんなの気を削いじゃったのと、休憩中とはいえ騒いじゃったから。あと、とにかく口が悪すぎるって』

ハイ「あっ‥(察し)」

『そう言えばあの一件の後か、やたらマナー系の講義受けさせられたのは』

作間「そこまでしてもらったのにAの口の悪さは治らずか‥」

『TPOは弁えるようになったはず。それにあの時はイライラが抑えられなかったのが原因としては大きいし』

橋本「その時期はイライラするって言うもんな」

『正直に申告しておいた方が多少私がイラついててもみんなスルーしてくれる事に気付いたから、言える人には言うようになったんだよね』

猪狩「うん、機嫌悪いAさんには一切関わりたくないもん」

『言葉が辛辣‥、でも事実だから仕方ないね』

井上「で、今日は今のとこはどう？」

『今日は大丈夫っぽい。いつも心配してくれてありがとね、瑞稀』

井上「あの時の二の舞は本っ当にごめんだから」

この件は井上と嶺亜にはずーっとネタにされ続けるし、Aのブチギレ事件もこっそりJr.の間で語り継がれるのだった