もう一つの“S”な彼女⑦ (ページ19)

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“とにかく何か、樹を助けて逃げるのに役立ちそうな物を‥‥。あれだ！”

樹の部屋に向かう途中にあった消火器を掴んでAが樹の部屋に飛び込む

『樹！！』

樹「Aー！」

『無事！？ちょ、下がって‥て‥‥‥‥‥、ん？』

部屋に入ってすぐ樹に抱きしめられたAだったが、身を乗り出して消火器の栓を抜こうと部屋を見ると、そこはブルーシートやら緩衝材やらが置かれた妙に準備万端な部屋で‥

『樹、一応聞くけど‥‥まさかまさかだよね？』

樹「テッテレーのやつです」

『一回カメラ止めてもらえます？ホント一瞬で良いんで』

樹「待って、消火器振りかぶらないで！そういう使い方して良い物じゃないから！！」

消火器を振りかぶって樹を追いかけるAをモニター越しに見ていたジェシー達は大笑いしてました

髙地「Aは消火器持ってどうする気だったの？」

『噴射させる・殴る・投げつける‥かな』

ジェ「良い子は真似しないでくださいね！」

森本「画面の下の方にテロップ出てるはず」

京本「ほら樹、Aめっちゃ拗ねてるから」

樹「ゴメンって、滝沢君からの指令じゃ俺も断れないのよ」

『むぅ‥‥』

北斗「まさか本当に助けに行くとはね」

『普通に考えてあり得ない話だし、私が行ってどうにかなるものでもないはずなのに身体が動いてた』

樹「俺泣きそう。お前ら見習えよ」

森本「だってもう樹はダメだと思ったもん」

北斗「まぁ実際問題、万が一あんな状態になったらAにはおとなしくしといてもらいたい。女の子なんだから」

京本「確かに、危ないもんね」

『はい、今度から考えて行動します』

樹「この後SixTONESとは助けに来なかった件について、Aとはこういう事態の対処法について、それぞれ話し合いたいと思います。まぁ、とりあえずはドッキリ大成功という事で」

ストすず「『SixTONESと鈴宮 Aでしたー』」