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――数年前――
no side
「北斗、なに食べる？」
北斗「そうだね〜……なにかな、」
「めっちゃ迷う……」
放課後の２人。
２人は放課後デートで、近くのファミレスに来ていた。
学校帰りらしく、まだ２人は制服を着たままだ。
Aは、真剣にメニュー表を見ている。
そんなAの表情に、北斗は思わず吹き出す。
「ん？なに北斗。」
きょとんとした顔でAが尋ねると、北斗は笑いながら言う。
北斗「いや、だって……ｗｗそんなに悩むことじゃないでしょ…ｗｗ」
「悩むよ！！だって、オムライスも美味しそうだし、でも、ハンバーグも安くて美味しそうだし、ラーメンも捨てがたい、、、」
北斗「大袈裟だな。今日一個頼んで、また来れるときに違うの頼めば？」
「その今日の一個が決められないの。」
北斗「……も〜仕方ないなぁ……」
北斗は呆れたように笑う。
北斗「A。じゃあ、今日Aが一番食べたいもの２つ選んで。」
「え？２つ？……うーん……」
Aは、またメニュー表をじっくりと読むと、北斗の顔を見る。
「オムライスと、ラーメン！」
北斗「わかった。」
そう言うと、北斗は店員を呼ぶ鈴を押す。
「え？北斗もう決めたの？」
驚くAをよそに、北斗は店員に注文をする。
北斗「このラーメン１つと、オムライス１つください。」
店員「かしこまりました。少々お待ちください。」
店員が去ると、Aは言う。
「北斗…なんか、ごめん」
北斗「なにがよ。」
「いやなんか……申し訳なくなって。北斗他に食べたいものあったでしょ？」
北斗「いや。特に俺はなかったし。Aと俺がシェアして食べればいいでしょ？そしたらAは両方食べられるし、俺もお腹いっぱいになるし。一石二鳥。」
「……ありがとう、北斗。」
北斗「どういたしまして。」
２人は、顔を見合わせて照れくさそうに微笑んだ。
店員「お待たせしました〜オムライスとラーメンです。」
北斗「お〜早い。ありがとうございます」
「美味しそう……」
Aは目をキラキラと輝かせる。
北斗「はい、食べたいだけ食べな。」
「ありがとう北斗！！」
Aは満面の笑みで笑うと、オムライスにスプーンをいれて、口へと運ぶ。
「……ん〜！！美味しい……」
北斗「そっかそっかｗｗ」
北斗は、Aの幸せそうな笑顔を見て、愛おしげに笑った。
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みう(プロフ) - 最高でした！ (2023年3月22日 21時) (
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作者名：すのうHIINA | 作成日時：2023年2月2日 23時
