甦る記憶 ページ15
アースの言葉を聞いて甦る記憶。幼い頃に言い聞かされていた言葉。
「あなたは綺麗で女らしくありなさい」ママはいつもそう言っていた。
色んな事を勉強した。猫族の歴史、色んな人間の言葉、、。
あの日私は車に乗せられていた。窓の外は雨が降っていた。
「いいな。今から君の記憶は消える。君は完全な子猫だ。
そして今度また記憶が戻るのは変化が迫ってきた頃だ。
その時サトルが君を屋敷に連れてくる事になっているから、、」
「そうですか、、」私は頷いた。
「変化を遂げた後、二人にちゃんと迫るんだぞ」
「ええ、教えられた通りに頑張ります」
「まぼろし作戦だよ。子猫が突然人間の女になり、男を誘惑する。
そして交わりが終わった後、女はまた突然そこからいなくなる。
残された男は今までの事が夢か現実か分からなくなってしまう、、。そして忘れてしまう」
「まぼろしだったのかも、、と思わせるんですね」
「そうだ。男はすぐに忘れる、、そんな生き物だからな」
「分かりました。猫族存続の為に頑張ってきます」
「行け。もうすぐ男たちが帰ってくる」
車のドアが開いた。私はアスファルトにジャンプして振り返った。
「お父様、行ってまいります」
「サトル、聞いていい？」私は車の中で運転席のサトルに声を掛けた。
「はい、何ですか」
「今から私変化するのよね？人間の女に。で、もう猫には戻れないの？」
「戻れます。最初は訓練が必要ですがすぐに慣れます」
「じゃあ自分の意思で猫になったり人間になったりするのよね？」
「そうです。私も普段は猫になって走り回っています」
私はサトルの顔を見ていてふと思い出した。
「ああ！もしかしてあの黒猫！？あんただったの？」
「そうです。だから前にお会いしたと、、」
「言ってたのか、なるほど」私はう〜んと頷いた。
「ルナ様、私も聞いていいですか？」
「何？」
「幼い頃のルナ様と今のルナ様の性格の違いは何なんでしょうか？」
「知らないわよ」
「今のルナ様はあまりにも、、」
「何よ」
「いや、いいです。とにかくいつでもあなたの近くにおりますから困った事があれば
呼んでください。心で念じるだけでいいので」
「あ、サトル。もう私をルナと呼ばないで、私の名前はAだから」
「あ、、はい」
「それとあまり私に構わないで。私は大丈夫だから」
「そういう訳にはいきません。これも仕事ですから」
「仕事だから私も軽く処分出来るんだね」
「、、、、」
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haruharu(プロフ) - 皆様！ただいま第２章を更新いたしました！！上の（続編を見る）からお入りくださいませ♪♪ (2013年7月15日 0時) (
レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - るぅさん！チャミ応援団になって下さいませ♪敵はかなり手ごわいですから♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - gongさん！盛り上がったところでブチ切ってホントに申し訳ないです（汗）これに懲りずにこれからもよろしくお願いします♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - izumさん！見つけていただき、ありがとうございます♪これからの展開も不思議な感じかな？また是非読んでくださいね♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - パープルライオンさん！あ〜〜ホントにごめんなさいね（汗）次の章はあの方が炸裂予定です（笑）もちろんチャミにも頑張ってもらいますよ♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haruharu
| 作成日時：2013年6月19日 23時
