もうすぐ始まる ページ13
車で連れてこられたのは大きな屋敷。私は男の後をついて行った。
「さ、こちらです」通されたのはひときわ大きな部屋だった。
恐る恐る中に入ると奥の窓辺に立っていた人間が振り向いた。
その男は私をみつけると「ああ！」と言って優しく話しかけた。
「やっと来たか。久しぶりだね？ルナ」
「？？？」私には見覚えの無い男。何て返事すればいいのか分からない。
キョトンとする私を見て、彼は
「あ、そうか。まだ君は変化していないんだな」と首を振った。
「サトル、ルナには何も話してないのか？」
「はい。ルナ様は自分の事は何もご存知ではございません」
「そうか、、お前は下がりなさい」
サトルという名前なのか、、そのサトルは一礼して部屋から出て行った。
「ねえ、、聞いていい？」私がそう声を掛けるとその男は「どうぞ」と言った。
「何で私をルナと呼ぶの？そしてあなたは誰？人間がどうして私と会話出来るの？」
次々と質問すると、男は少し笑った。
「本当に何も知らないんだね。それも仕方ないか」
サトルほどは大きくないがこの男もガッチリとした体格をしている。
しかしその目は優しかった。
「お前の名前はルナだ。僕が名を付けた」
「捨てられる前の話ね。じゃああなたが元の私の飼い主さん？」
「いいや飼い主じゃない」
「どういう事？飼い主じゃないのに名前だけ付けたの？」
「いやそうじゃない」
「、、？」
「ルナ。君はただの猫じゃないんだよ。まだ分かっていないと思うけど、
これから君の体は劇的に変化をする。その前に大事な話をしなくてはいけないんだ」
「変化？何それ」
「僕たち(猫族)の運命はルナの肩に掛かっていると言っても過言ではない」
「ねこぞく？」
さっきから言ってる意味がさっぱり分からない。ポカンとしていると男は続けた。
「まず最初に僕の事を話さないといけないな。僕はアースという名前だ。
(猫族)の君主で、そして君の、、父親だ」
「は？？」一瞬頭が真っ白になった。そして「にゃ！！」と声を上げた。
「はあ？あんた何を言ってるの？私、、私は猫だよ？あんたは人間じゃんか！
人間から猫が出来る訳ないじゃん！！」
「ルナ、だから言ってるじゃないか。僕たちは(猫族)だって」
「(呆然)」
「僕たちの祖先は人間と猫の間に生まれた。だからどちらの血も引いている。
最初は猫として生まれるが、ある時から変化が始まる。
ルナ、君の変化がもうすぐ始まるんだよ」
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haruharu(プロフ) - 皆様！ただいま第２章を更新いたしました！！上の（続編を見る）からお入りくださいませ♪♪ (2013年7月15日 0時) (
レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - るぅさん！チャミ応援団になって下さいませ♪敵はかなり手ごわいですから♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - gongさん！盛り上がったところでブチ切ってホントに申し訳ないです（汗）これに懲りずにこれからもよろしくお願いします♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - izumさん！見つけていただき、ありがとうございます♪これからの展開も不思議な感じかな？また是非読んでくださいね♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - パープルライオンさん！あ〜〜ホントにごめんなさいね（汗）次の章はあの方が炸裂予定です（笑）もちろんチャミにも頑張ってもらいますよ♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haruharu
| 作成日時：2013年6月19日 23時
