頭がパニック ページ12
それからどれくらい時間が経ったのか分からない。
私のお腹がグウグウと鳴り出した。お腹が空いた。
あの時と、、捨てられた時と一緒だ。
だからってあてもなくウロウロするほど子供じゃないけど。
「どうかしましたか？」いきなり背後から声が聞こえた。
私は声の方を振り返った。そこには浅黒い肌をした背の高い男が立っていた。
涼しげな青い瞳が冷たく光る。
この人どこかで！？いや、ないな、、と思いながら前を向いて無視しようと思った。
「声を掛けたのに(笑)返事くらいして下さいよ」
クスクスと笑っている男。その声は低くて不気味だった。
私は怖くなってきてその場から逃げ出そうとした。
するとその男は静かに言った。
「僕から逃げたらまた帰れなくなりますよ？彼らの家に」
え？？彼らの家？？
「帰りたいんでしょ？ユノとチャンミンの家に」
私はもう一度後ろを振り返った。
「どうしてあなたがそんな事知ってるの？」
思わず聞いてあっ！と思った。この男、さっきから口を動かしていない！！
男は薄笑いを浮かべながら言った。
「ええそうです。私はあなたの意識に直接話しかけているんです。
だからあなたの言葉も僕には分かる。会話が出来るんです」
「直接って？あなた人間なんでしょ？？そんな能力どこで、、？」
ニヤニヤと笑う男。
「あなたとは初めてお会いするのではないんですよ？Aさん？」
「え、、？」
「一度お会いしたじゃないですか。数分足らずだったけど」
もう頭の中はパニックだった。
何言ってるのこいつ？理解出来ない！！
「とりあえず行きましょう。あなたに会いたいという方がおられます」
「何よそれ？意味がさっぱり分からないんだけど！！」
「混乱されるのも仕方ありません。その辺の事は後でゆっくりと説明いたします。
ちゃんと最後にあなたを二人の家に連れて行ってあげますから。
さ、ここにずっといて最後にはのたれ死にするか、それとも二人の家に無事に帰るか、、
どうされますか？」
そう言って彼は後ろに控えてあった車のドアを開けた。
どうしよう？でも彼の言う通りかもしれない。
ここでずっと過ごしていても彼らの家に帰れる訳でもない。
怖いけど、、この男の言葉を信じてみるか。
「会いたいって、、一体誰と会うの？」
「行けば分かります」
「その後本当に二人の家に連れてってくれるのね？」
「大丈夫です、、どうぞお乗りになって下さい。ルナ様」
ルナ？誰の事？私？？
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haruharu(プロフ) - 皆様！ただいま第２章を更新いたしました！！上の（続編を見る）からお入りくださいませ♪♪ (2013年7月15日 0時) (
レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - るぅさん！チャミ応援団になって下さいませ♪敵はかなり手ごわいですから♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - gongさん！盛り上がったところでブチ切ってホントに申し訳ないです（汗）これに懲りずにこれからもよろしくお願いします♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - izumさん！見つけていただき、ありがとうございます♪これからの展開も不思議な感じかな？また是非読んでくださいね♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
haruharu(プロフ) - パープルライオンさん！あ〜〜ホントにごめんなさいね（汗）次の章はあの方が炸裂予定です（笑）もちろんチャミにも頑張ってもらいますよ♪ (2013年7月14日 23時) (レス) id: ab3a81feda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：haruharu
| 作成日時：2013年6月19日 23時
