誰かが見てる

8月7日 ページ10

龍友side


今日は仕事が休みだから裕太くんとメンディー君と3人でご飯を食べに来てる


って言うのは昨日急にメンディー君から明日少し話したいってLINEがきたから


やっぱり隼の事かな
隣に座る裕太くんも同じことを考えてるのか表情は暗い


まだ隼が居なくなってから1週間たってないけど正直俺は自分たちだけで抱え込むことに限界を感じていた


このまま先輩達やHIROさんそして何よりもファンの人達をいつまでも騙すことは不可能だ



そう考えていた時同じようなくらい表情のメンディー君が俺たちの席に来た



メ「またせてごめん」


裕「いや、大丈夫」


隼の事があってから何となくメンバーみんながぎこちない仲間が誘拐犯かもしれない


信じたくないその考えは俺たちの頭の中に常にある


こんな中今までどうり和気藹々とした雰囲気を作るなんて俺達には難しい


メ「今日呼んだのはさ2人に聞きたいことがあっだからなんだけど…」


『聞きたいこと？』


メ「2人は、隼がGENEを辞めたいって本人から聞いてた？？」


裕「え、辞め…は？？」


そんなこと1回も聞いたことなかった


『…このこと涼太と玲於は知ってんの？』


メ「俺も言うか迷ったんだけどさ涼太は繊細だからこのことを知ったらもしかしたら歌えなくなるかもしれないそれに玲於は隼と1番仲良かったからもし本人から聞いてなかったとしたらって考えたら言えなくて…」


裕「…たしかに今は言わんほうがええと思う」



『俺も同じ意見』



とにかく俺は今この瞬間に決めた
早く隼本人をみつけてGENEを辞めようとしてたのかって事もほんとに誘拐をしたのかってことも全部全部隼本人の口から聞くまで俺は絶対信じない


そう何度も自分に言い聞かせていた

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