誰かが見てる

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TE「今さ自分たちが何言ってるかわかってる？」



静かに聞いていたTETSUYAさんが口を開いた


TE「お前らが言ってるのはさ居場所は教えないけど無断で仕事を休んで迷惑をかけたことを許して長い間仕事をやすませろってことだよ？」


玲「…」


俺たちは何も言えなくなってしまった
今何かを言ってもバレてしまうんじゃないか
そんな不安に襲われた



メ「お願いします俺たちは隼を守りたいんです」



メンさんが深く頭を下げてそう言った
俺たちもそれに続いて頭を下げる


会議室の中はざわざわとしていてところどころから深い呆れたようなため息が聞こえる


…もうダメか


そう思った時腕を組んで目を閉じて聞いていたHIROさんが突然言った


HI「1ヵ月」


『え？』


HI「一ヶ月だけGENEに時間をあげる」


裕「あ、ありがとうございます！！」


HI「そのかわりもし1ヵ月経っても隼が仕事に来れないならその時はお前ら7人それなりの覚悟はしとけ」



俺たちは顔を見合わせた
HIROさんにこんなに真面目な顔でこんなこと言われたのが初めてだったから



HI「それじゃこの話は終わり！解散ってことで」


HIROさんの一言で会議室から人が減っていく
TETSUYAさんはポンッと俺の肩を叩いて出ていった


最後に残ったのはHIROさんだった



HI「お前達の事信じてるからな」



そう優しく笑って出ていった


俺たちは絶対に隼を見つけて
隼の口から真相を聞く
9月3日がタイムリミットだ

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