誰かが見てる

8月11日 ページ15

玲於side


昨日の夜中突然HIROさんからLINEがきた
「明日事務所にきてくれ」
いったい何を言われるんだろ


正直昨日のことは反省してる
俺と涼太君のこと考えてしてくれた事なのに
そのみんなの事あんなふうに言うなんて


次会った時にちゃんとみんなに謝ろう


『失礼します！』


龍「あ…」


いや、なんでみんないんの…
呼ばれた部屋の中にはまだHIROさんは居なくてその代わりに隼以外のメンバーが揃ってた


謝ろうとはいったもののまだ心の準備が出来てない


龍「玲於 涼太ごめん」


龍友くんが謝った


『いや、俺もごめん』


涼「ごめん」


龍「辛いのはみんな一緒だしこんな時だからこそ隠し事は無しにしてみんなで団結しよう」


裕「せやな」


亜「龍友君のいうとうりだね」


メ「頑張ろ」


涼「あ！そう言えばさ！はや…」


涼太君がなにか言おうとした時HIROさんが部屋に入ってきた


GENE「お疲れ様です！」


HI「急に呼んでごめんちょっとみんなに聞きたいことがあって呼んだんだけど」


そこまで言うとHIROさんはボイスレコーダーのようなもののスイッチを入れた


流れたのは昨日の俺たちの喧嘩だった


HI「隼の居場所を知らないってどうゆうこと」


まずい…


HI「とりあえずそれは後で詳しく聞くけど昨日これが隼から送られてきた」


HIROさんが俺たちに見せたのは隼とのLINEだった


《俺 GENE辞めます》


軽く目眩がした


結局隼は俺達に何も相談しないままGENEを辞めることを決めた


俺達の関係ってそんなもんだったのかよ



裕「何やねんそれ…」


メン「俺達の事嫌いになったのかな」


龍「せめて相談くらいしてほしかった」


涼「隼、もう俺達に会わないつもりかな」


亜「クソっ！！何で…」


亜嵐君は悔しさとも怒りとも取れる声でそう言った


『俺、隼さがしてきます』


気づいたら俺はそう言って事務所を飛び出してた
あとからみんなも付いてきた


なぁ隼
俺達は知らないうちにお前のこと傷つけたのかな


俺はまだお前と踊りたいよ

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