５ ページ15
それから3人で公園を歩いて回り少しずつお互いのことを話した、ちびうさちゃんは訳あって家族と離れて今は従姉妹のお家にいること、私は両親がいなくてお姉ちゃんと二人暮らしなこと、ほたるは中学1年生で…
『無限学園？！私も同じ学校です！』
「そうなの？」
「いいなぁ、私も同じ学校行きたいなぁ」
『確かに、ちびうさちゃんが入学する頃には私たちは卒業しちゃってますからね』
ちぇ〜と口を尖らせるちびうさちゃんに飲み物買ってくるから待っててと言ってその場を離れた、もちろん体が弱いと言っていたほたるを休ませる為の口実ですけど
『りんごジュースかな？普通にお茶とかがいいかな？』
「僕は紅茶がいいな」
『ぴ《ゴン》痛った！』
真後ろからの声に驚きすぎて思わず目の前の自販機に頭突きをかました、ごめんって聞こえたけど怒ります
『ビックリするです！痛いです！りんごジュース３つ！』
はいはいと自販機にお金を入れるその張本人、はるかさんは反省しているようには見えない…ん？はるかさんがいるってことはみちるさんも来ていると言うことでは？
『そっちにお姉ちゃん行ってないですか？』
「いや今日は会ってないけど、どうかしたの？」
『着いて早々ファンの子に見つかって逃げ回ってるです』
「珍しいな、いつも気付かれないのに」
うさぎさん達が一応有名人だからたまには変装した方がいいってことで変装したら一発でバレたと言ったらなんとも言えない顔をした、まぁそうなりますよね
『まぁ大丈夫だと思うのでお気になさらず、それじゃちびうさちゃん待たせてるので』
失礼しますと言おうとしたらさっきぶつけた所を撫でられた
「友達を大切にするのもいいけど、ちゃんと僕のことも構ってくれないかな？聖火」
これを不意打ちと言わずなんと言おうか、脱兎のごとく逃げましたとも、呼び捨ては…ずるい！
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「また意地悪して来たのかしら？」
「人聞きが悪いな、それより行方不明がいるみたいだぞ」
近くにいたくせに白々しく聞いてくるみちるに迷子をお知えると、困ってる姿でも想像したのか「早く見つけてあげないとかわいそうね」と言いながら笑っている姿は楽しそうで少なからず燐火に同情した
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「聖火ちゃんおかえり」
『販売機が故障してて遠回りしたですよ』
「顔赤いけど大丈夫？」
『走って来ましたから！』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vacancy(プロフ) - みりんさん» いつもありがとうございます！ここからはかなりの難産ですが頑張ります (2021年4月17日 16時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
Vacancy(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、外したつもりになっておりました、こちらの確認不足です、現在はサイトにより外されています。今後気をつけていきたいと思います。お知らせ下さりありがとうございます！ (2021年4月17日 16時) (レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - もう3まできたのですね！いつも楽しみにしています！ (2021年4月17日 14時) (レス) id: f0c9643fb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vacancy | 作成日時：2021年4月17日 2時
