真の救世主は誰？光と影のカオス１ ページ11
あれから泣き腫らした顔でみんなで笑いながらホットケーキを食べて、腫れが引いた頃みちる達は着替えに一旦家に帰り僕と聖火は月野ちゃん達にも改めて挨拶しに行くことした、まぁ聖火は別の目的があるんだろうけど、途中で彼女、せつなに会い一緒に火川神社向かうことにした。着いて早々泣かれてちょっと大変だった…自業自得なんだけどね
「「「「「銀河の配達人？」」」」」
『やっぱりまだわからない？』
ごめんと謝る水野ちゃんの横でわかりやすく不貞腐れてる聖火にしょうがないよと言えばわかってますと頬を膨らませる、こう言うとこがまだ子供なんだよなぁと思いながら本題に移る
『僕達は前世で当時地球国と月の王国との間に不穏な影が差し始めた頃、クイーンは外との交流や情報交換を制限した、けれどそれをゼロには出来ない、だが危険とわかっていて門を開くことも出来ない…ここまでは大丈夫かな？』
「つまり外と連絡を取りたくても取れなくなってしまったと言うことですよね？」
そういうこと、と頷くと少し月野ちゃんあたりが心配だけど『じゃぁ続けるよ』と話を再開する
『ある日地球国の王子が城を訪れた、その時クイーンはある相談を持ちかけた、それは自分たち以外の星や国と連絡を取れる者を作ること』
「それがウンディーネとシルフ」
『ご名答、僕達は地球国の王族しか知らない祈りの場から身体を与えられ当時クイーンが所持していた幻の銀水晶により命を与えられた、地球と月が互いを支え合っているように僕達も背中合わせに作られた、ウンディーネは地球国の力を授かり、シルフは月の王国の力を授かった、身体を動かすこと、力を制御すること、必要な知識、それぞれが一人前として立つまで僕達は国から出ることはなかった、それくらい厳重に慎重にならなければならなかった』
『私達が戦士じゃないのは戦士として作られたわけじゃないからってことです』
「辛くなかったんですか」
悲しそうに見てくる彼女達にありがとうと笑う
『辛いと思ったことはなかったよ、そりゃ妖魔と会えば戦わないわけじゃなかったし普通に怪我したら痛いし、でもそれは君たちだって同じでしょ？』
そう言えば互いを見合う彼女達、きっと自分達は1人ではなかったと思っているんだろう
『僕達の使命は側から見たら小さなものだし何ひとつ自分の為にならない、いつだって誰かの為に生きてきた、けどそれを寂しいと感じたことはなかったよ誰がなんと言おうとそれが僕達の使命で誇りだからね』
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Vacancy(プロフ) - みりんさん» いつもありがとうございます！ここからはかなりの難産ですが頑張ります (2021年4月17日 16時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
Vacancy(プロフ) - ぽんさん» 申し訳ありません、外したつもりになっておりました、こちらの確認不足です、現在はサイトにより外されています。今後気をつけていきたいと思います。お知らせ下さりありがとうございます！ (2021年4月17日 16時) (レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - もう3まできたのですね！いつも楽しみにしています！ (2021年4月17日 14時) (レス) id: f0c9643fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vacancy | 作成日時：2021年4月17日 2時
