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雨が上がった夕方、用があるからと別れたはるかさんとは別に事の成り行きを見守ることにした。人の青春を垣間見れるなんてなかなかないですよ
『でもどうするの？あの2人も見張ってるんじゃない？』
『そんなのわかってます、だから先回りするですよ』
『シルフわかるの？』
『あずさ二号です！』
『は？』
とりあえず行くですとウンディーネの手を引いてロッドの力を借り、一時的に姿を見えなくさせる。正確には私たちの周りの光を屈折させることで見えにくくしているだけなんですけどこれがなかなか役に立つです。目的地が見えるビルの屋上に来るとあれですと指を差す。
『都電のことだったのか』
『青春と電車は切り離せないですから』
『ふーん、あ、あれ』
都電に向かう途中のお兄さんを見つけその後ろにお兄さんを追いかけるレイさんを確認する。なんて燃える展開！
『レイさん頑張れ！レイさん頑張れー！都電遅延しろ！』
『シルフ、キャラ変わった？』
レイさんが駅に着いたと同時に都電に乗り込もうとするお兄さん、車体に手が触れたその時、不気味な光が放たれた。現れたのは一部から人気が出そうなダイモーン、お兄さんの後ろに現れた赤い女の人が逃げ道を塞ぎ、ダイモーンから放たれた光線がお兄さんを襲う。『お邪魔虫ー！』と騒ぐと星のエナジーを感じた、その元はレイさん、違うあれは…
『レイさんが、セーラーマーズ』
『気づいてたくせに』
『確証はなかったです』
シルフとして目覚めてからいろんな事に敏感になった、そのせいかうさぎさん達から感じるようになった懐かしいエナジー、なんとなくそうかなと思っていた程度だったけど
『やっぱりあの5人がそうなんですね』
ダイモーンと対峙するマーズとそこに駆けつけた4人を見ながら懐かしさがこみ上げる。
『助ける？』
『いいえ、この戦いはレイさんの、マーズのものです手出し無余です』
そうだねと行く末を見守っているとセーラームーンによりダイモーンが元の都電の姿に戻った。お兄さんの心も無事でよかった。その後目を覚ましたお兄さんと一緒に帰るレイさんを見て思う
『やっぱり青春白書な方です』
『だから何それ？』
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Vacancy(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！この話はずっと昔から書きたいと思っていたものなので楽しんでいただけてとても嬉しいです、構成が難しい話もありますが完結できるよう頑張ります！ (2021年4月13日 20時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ハイペースの更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています！ (2021年4月13日 19時) (レス) id: f0c9643fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vacancy | 作成日時：2021年4月4日 18時
