４ ページ40
西洋館に着くと入り口で主催者のエドワーズが招待客一人一人に挨拶をしていた。その姿を見て聖火がいの一番に駆け出した
『グランパ！』
「聖火よく来てくれたね、すっかりレディになって見違えたよ」
レディはいきなり抱きついたりしないと思うけどと口には出さず僕も挨拶をする
『エドワーズ』
「燐火ようこそ、久しぶりだね君の活躍いつも見ているよ、天王はるかさん海王みちるさん、御２人共ようこそおいでくださいました、今宵はどうぞ楽しんで行ってください」
『ありがとう、エドワーズも楽しんで』
軽く会釈をして2人も会場に入る
「さっきのグランパって？」
そういえば話してなかったなと思い、まだエドワーズと話している聖火を見ながら説明する。
『エドワーズは聖火がまだ６歳の時から僕達を助けてくれててね、両親を亡くして身寄りのない僕達を孤児院に預けて万が一離れ離れになったら可哀想だからって、たまたま居合わせたエドワーズが今みたいに自立した暮らしができるまで、一時的に引き取って面倒を見てくれてたんだよ、だから聖火や僕からしたらお祖父ちゃんみたいな人で、エドワーズも僕達のこと孫みたいに思ってくれてるんだ』
「そうだったの」
「よかったな、彼がいてくれて」
『うん』
本当にそう思う、でなければきっと2人にも会えていなかっただろうから、長生きしてほしいな。なんて話していると聖火が戻って来た。
『もういいの？』
『はい、人も増えて来たので』
とか言ってるけど多分近くで英語を聞き続けるのに疲れただけだろうな
『何か食べる？』
『あっちにお肉あったです！』
どんなに着飾っても中身はまだ子供だなと思いながら、始まった演奏を聴きつつテーブルへ向かう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 30人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Vacancy(プロフ) - みりんさん» ありがとうございます！この話はずっと昔から書きたいと思っていたものなので楽しんでいただけてとても嬉しいです、構成が難しい話もありますが完結できるよう頑張ります！ (2021年4月13日 20時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - ハイペースの更新ありがとうございます。いつも楽しみにしています！ (2021年4月13日 19時) (レス) id: f0c9643fb2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Vacancy | 作成日時：2021年4月4日 18時
