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『あれ？みなさん、こんにちは』
「聖火ちゃん！」
「こんにちは、聖火ちゃんもここの猫に会いにきたの？」
『はいです』
配達終わりに寄った場所にいたのはつい最近神社で知り合った人たちだった。
『みなさんも此処の事ご存知だったんですね』
「私たちはうさぎに連れてこられたの」
「私はまもちゃんに教えてもらって」
『そうだったんですか、そういえば里親の件ですが』
そう言うと同時に子猫達がみんな建物の中に入って行った、まるで何かを察知したみたいに。
「どうしたんだろう？」
『行ってみましょう』
建物の中に入ってすぐ私たちは神社の時と同じ光景を見ることになった。
襲われている女の子、助けようとしたのか傷ついた子猫達、こんなの許せるわけがなかった。
『やめるですこのバケモノオオ！！』
「聖火ちゃん！！」
「ジャマネル！」
『ああああ！！』
「「「「「聖火ちゃん！！」」」」」
伸びてきた尻尾に思いっきり壁に叩きつけられた、こないだの神社の時の方がまだ痛くなかった
誰かが名前を呼んでくれたのがわかるのに、もう意識を保つのも限界・・・お姉ちゃん・・・。
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ーーーーーーーーーーー
ー聖火、聖火
呼んでる、誰ですか、私を呼ぶのは・・・
『聖火！』
『・・・お姉ちゃん』
『聖火！よかった』
そう言って私を抱きしめる腕は震えていて、一体何があったのかまだうまく頭が回っていなくてもわかる、
心配された、心配してくれた・・・あったかい。このまま眠ってしまおうかと思った時視界に入った人達に意識がはっきりする。それぞれ色の違うセーラー服に身を包んだ人達。
『あの人達は』
『セーラー戦士、聖火を助けてくれた』
『セーラー戦士・・・ありがとう』
「あんまり無茶しちゃダメだよ」
お礼を言えば笑って一言いって去って行った。
確かに今回ばかりは無茶と言われてもしょうがない、現にこんなに心配をかけてしまった。
『お姉ちゃん、ごめんね、心配かけて、来てくれて・・・ありがとう』
『うん』
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Vacancy(プロフ) - みりんさん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年3月27日 3時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 最近更新されている小説がないので嬉しいです。続き楽しみにしてます！ (2021年3月25日 11時) (レス) id: d6194d3cf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vacancy | 作成日時：2021年3月25日 0時
