恋のおたすけはムーンにおまかせ１ ページ31
朝目覚めると聖火が隣にいることが増えた。姉としては嬉しいが理由はきっとあの夢だろう。起こさないようにそっとベッドを出る、リビングに行き窓を開ける。朝の風は気持ちがいい、今日一日が素敵なものであるように願う。
ねぇ聖火、思い出した方が幸せ？僕はそれを考えるとごちゃごちゃして難しくて答えが出ないんだ。
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『急に散歩に行こうなんてどうしたです？』
『なんとなく、ほらあそこクレープのワゴンがある』
『結局限定メニュー狙いですか』
朝起きたらもうお姉ちゃんは起きていて珍しく出かける支度をしていた。今日は仕事も何もなかったはず、どこか行くのかと聞いたら一緒に散歩しようと言われてよくわからないまま外に連れ出され今に至る。
それにしても何やら賑やかで人も集まっていて何かイベントでもあるんでしょうか？
どうやって食べるんだと言うくらいトッピング山盛りのクレープを片手に戻ってきたお姉ちゃんも気になったらしく周りを見渡している。
『なんか賑やかだね』
『そうですね、あ！うさぎさん達です』
その中に見知った人たちを見つけ近寄って行く
『皆さんこんにちわです』
「聖火ちゃん」
「燐火さんも」
「こんにちわ」
『みんな集まってどうしたの？』
「今日友達が出るから応援にきたんだよ」
『出るって何に？』
「もしかして二人とも知らないで来たの？」
『『うん』』
話を聞いてみれば今日は今私たちがいる恋人公園の開園日だったらしく、それを記念して愛情度コンテストというイベントを開催するとの事だった。
『へーそうだったんですか』
なんて納得していると「あ！あれ！」とうさぎさんの視線の先を追うと
「はるかさんとみちるさんだ」
「あの2人も出るのかな」
「女の子同士で？！」
「でもこうして見てるとまるで恋人みたい」
なんだろう薔薇が見える、なんて思っていたら文句を言う奴が1人
『はるかずるい！』
「「「「「『そっちかい！』」」」」」
『ボクもみちると出たい！』
「「「「「『おいおい』」」」」」
「私燐火さんが街中歩いてても気づかれない理由わかったかも」
『理解いただき感謝です』
美奈子さんの言葉に頷く皆さんに心から感謝した。
ーご来場の皆様、間も無く愛情度コンテストを開始いたしますー
アナウンスが流れステージの前に人が集まり始めた。
「んじゃ、いっちょ応援すっか」
「「「「おーー！」」」」
『私たちも応援するです！』
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Vacancy(プロフ) - みりんさん» コメントありがとうございます。頑張ります！ (2021年3月27日 3時) (
レス) id: e3f2568b7e (このIDを非表示/違反報告)
みりん - 最近更新されている小説がないので嬉しいです。続き楽しみにしてます！ (2021年3月25日 11時) (レス) id: d6194d3cf0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vacancy | 作成日時：2021年3月25日 0時
