24.協力者そのニ ページ25
公安警察、降谷零を味方につけた俺は、もう一人への協力者の元へと向かった。
工藤邸。
俺の家だ。
時々悔しくなる。
前の…高校二年生だったときの「俺」だったら、なんでもなかったことが、
今じゃどんなに頑張っても出来なくて。
だってよ…、この身体じゃ、自分のうちのドアもろくに開けられないんだぜ？
笑うしかないよな…
そう思って一瞬顔を歪めるが、すぐにそれは元の厳しい顔に戻る。
早く…あいつを、見つけないと。
チャイムを押す。
ピーンポーン…
「…はい」
沖矢さんの声が聞こえた。
よかった、留守じゃなかったか。
「昴さん、話があるんだ」
「…………」
ガチャリ、ギギィ…
ドアの開く音がして、俺はそっちのほうを見る。
昴さんがこっちに向かって歩いてきていた。
ガシャン…
門が開く。
俺は昴さんに頷いて、家の中へと急ぐ。
「…あの少女が、まさか…逃げるとはね」
話を聞いた昴さん…赤井さんは、溜息をついた。
「…」
唇を噛む。痛みに耐えるためだ。心臓よりももっと深くに浮かぶ、心が血を流していた。
…俺は。
守ってやると、約束したのに。
「…それで、協力を、と？」
「…ああ」
流石、FBIの捜査官の人だ。言わずとも俺の要望を察してくれた。
…あるいは。
俺の、この気持ちにも、気付いているのだろうか。
何も言わないのは、俺への優しさなのかもしれない。
「…俺が、あいつを見つけるから、近くに、待機して欲しいんだ。万が一のとき、捕まえられるように…」
いいや、万が一なんかじゃない。
ジャンルが違えば、あいつは俺とは比べ物にならないほどの頭脳を持っている。
逃げられてしまうだろうと、わかっていた。
「了解した」
「詳しいことは、またあとで伝えるよ。…じゃあ」
突然ごめんね、赤井さん。
一瞬だけ目を合わせて告げた後、スケボーを掴んでドアを閉めた。
やっぱりあの人は何も言わなかった。
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あお - 映画館で流れて耐えられる自信がない。なんという力、、、 (2020年4月8日 13時) (
レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - よんてんはちぃ！！！ (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - 神様、仏様、も？えっ？？？いや好きなんだが (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - 誰か教えて。。。 (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - pvみた。確かにコナンと赤井さんの曲だけど、あれって鶏と蛇と豚の映像はいってるよね？え？なんで？ (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：仍並 蒼(よなみ あお) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yonamiao/
作成日時：2018年2月12日 13時
