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20.追跡 ページ21

〔10月11日〕
プルルルル…
「?コナンくーん、ケータイ鳴ってるわよー?」
「はーいっ」
階段を降りて、事務所のドアを開き、置いてあったケータイを手に取る。
「もしもし?」
俺が応答すると、すぐに、悲鳴のような博士の声が聞こえた。
「し、新一!!大変なんじゃ!!あ、哀君が…!」
次の瞬間、俺はスケボーを手に取って駆け出していた。
すぐさま乗って、ケータイに話しかける。
「今向かってる!一体何があった、博士!?」
「お…起きたら!哀君が、いないんじゃ!どこにも!」
…いない…?
「…わかった、今行く!」
ピッと電話を切り、さらにスピードアップする。
どういう事だ…灰原!!無事でいてくれ…!!


十分もかからずに博士の家につくと、俺はドアを勢いよく開ける。
「博士!」
「新一…」
「それで…それで、灰原はっ!」
博士は黙って首を振った。
「どこにもおらんよ…歩美君達の家にも連絡したが、来ていないそうじゃ…」
「………!」
あいつ…!
「じゃあ、逃げた、のか…灰原は…俺達から…」
「…………」
「…………」
………
しばらく沈黙が流れる。
「…パソコン…」
「え?」
「博士、灰原の部屋に案内してくれ」
「?あ、ああ…」


灰原の部屋には、ほぼ何も無かった。
着替えなどは全く無い。ただ、家具があるだけだった。
そして、パソコンも置いてあった。
俺はすぐさまパソコンを起動する。
「し、新一…?」
「あいつが俺達から逃げたんだったら、計画くらい立ててるはずだ。たぶん、ホテルの予約とかも…」
その形跡が、このパソコンに残っていれば…
履歴を調べるが、ロックがかかっていて、開けない。
「くそっ!ロックがかかってる…」
「…新一…」
「博士、ハッキング…出来るか?」
「…ああ。時間はかかりそうだが…」
「じゃあ、博士はパソコンでハッキング…しててくれ。俺は、ちょっと外へ行ってくる」とまた俺はスケボーを手に取る。
「し、新一?」
「ちょっと、『協力者』を集めに…な」



待ってろ灰原…絶対に見つけ出してやる!!

21.ホテルでの夜→←19.最後の挨拶



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あお - 映画館で流れて耐えられる自信がない。なんという力、、、 (2020年4月8日 13時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - よんてんはちぃ!!! (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - 神様、仏様、も?えっ???いや好きなんだが (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - 誰か教えて。。。 (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)
あお - pvみた。確かにコナンと赤井さんの曲だけど、あれって鶏と蛇と豚の映像はいってるよね?え?なんで? (2020年4月3日 9時) (レス) id: c121f0415a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:仍並 蒼(よなみ あお) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/yonamiao/  
作成日時:2018年2月12日 13時

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