だらしない妻と神経質な夫 9

いくら娘でも ﾘｸ ページ36

な｢ぱ〜ぱ！｣


今朝からなっちゃんはパパが大好きdayなのか私には見向きもせずパパ抱っこ〜とくっ付いてる。それに全てメロメロな顔して対応するカンタくん。むむむ...


カ｢なっちご機嫌だね？｣

澪｢ふぇ〜〜！！！｣

『ん〜？何泣きかな？』


みーちゃんが泣くと連鎖するようにはーくんが泣き始めて両腕に抱えてゆらゆら。最近は毎日腕筋肉痛です。


陽｢ん〜...｣

『お腹すいたかな？』


双子の出産祝いにパパから貰った授乳クッションで二人同時に授乳するけど、これ毎回腰痛い...そんな私の腰の痛さをよそにカンタくんはなっちゃんと仲良ししてる。


な｢ぱぁ？｣

カ｢なぁに？｣

な｢ん｣


カンタくんの頬にキスするなっちゃんは可愛いんだけども、それ私の特権なんだよな？


カ｢いつからそんなにませてんの？パパ聞いてませんけど？｣

な｢〜♪｣

カ｢んふ〜かぁわいいなぁ...｣


なっちゃんはパパにいっぱいちゅーしてご機嫌。私の機嫌は反比例。娘にヤキモチだなんて情けないけど、ちゅーは私のだもん...

汚い心を押し込めて何とか平常心を貫いてると、Pさんが気付いて手伝いに来てくれた


P｢初めははーくんの方がちっちゃかったのにもう同じ大きさだね？｣

『よく飲むんだよね〜？』


隣のソファーからはカンタくんとなっちゃんの可愛らしいお巫山戯の声が聞こえてくる。聞かないようにスンッて顔をするとPさんは急に携帯を構えて写真を撮った。


『1枚1000円だよ馬鹿野郎』

P｢実の娘にヤキモチ妬いてる奴がいると思って笑｣

カ｢へ？｣

『別に〜』

カ｢妬いてんの？｣

『違います』

カ｢こっちみて｣

『やだ』


タイミングが悪いようではーくんもみーちゃんもミルクを飲み終わってウトウトし始めてる。授乳中だよ！って技が使えない。どう切り抜けようかと考えてる内になっちゃんはPさんの腕の中に移動しちゃって、ただ私が両手塞がってるだけだ。


カ｢ね、ヤキモチ妬いたの？なっちゃんに？｣

『...ちゅーされるな！』

カ｢うん、ごめん｣


彼の手が私の首を通り顎に添えられた。流れるように唇が重ねられてお遊びのように可愛いリップ音が響いた。


カ｢これはAだけ｣

『ん、』

ト｢リビングでイチャつくの辞めてもらっていいすか〜？笑｣


呆れ声に慌てて振り返るとだるそうな富永さんとカメラを構えたふぅちゃんが居る。やられた...


『いっ！？いつから！？』

カ｢ごめん、可愛い子愛でてた｣

『ば、馬鹿ー！！』

男子高校生3人→←＊

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