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ソファーに座って床につかない足をプラプラさせる女の子はほんとに可愛くてしょうがない。しかも俺が知らないAの小さい頃なんてもう...幸せか!!!
キ「ほんとにこれが...あいつですか...?」
カ「...」
P「カンタおじさん見すぎ笑」
『なんでそんなに見るの〜?』
カ「可愛いから」
『...A可愛くないんだよ?お母さんがいつもぶさいくっていう...』
全員がシーンと静まり返る中ふぅさんが彼女の前にしゃがみ込んだ。
ふ「あのね、女の子は皆可愛いんだよ?貴女もすっっっごく可愛い!」
『...おなまえなんですか』
ふ「ふぅです。Aちゃんのお友達になりたいです!」
『ほんと...?叩かない?』
ふ「叩かない!約束!」
ふぅさんが出した小指に首を傾げてる彼女の手を掴み、小指を絡ませるとゆーびきーりげんまん!とふぅさんの声が響く。不思議そうで、それでいて嬉しそうに柔らかく笑う姿が彼女の有るべき姿で、成し得なかった事。今日は死ぬ程甘やかしてやろう...
ふ「はい!これでAちゃんはふぅのお友達!」
『お友達...嬉しい!』
ふ「はい!次はカンタさん!」
カ「俺も友達になってくれる?」
『...やだ』
カ「えっ!」
『Aはかんたとけっこんする!』
思いもよらない素敵な提案に俺はもう撃沈なわけで、Aを膝に乗せてぎゅっと抱き締めた
カ「うへぇ...無理ぃ...可愛すぎぃ...」
ト「はーいフレンチトースト出来ました...お前何してんだよ、犯罪だぞてめぇ...」
カ「い、痛い...」
グリグリ拳骨を喰らう俺が漏らした声に悲痛なAの声が重なる
『だ、ダメだよ!!痛いことしたらずっと痛いんだよ!!』
ト「っ、そうだな?ごめんなさい。」
そうだ、彼女にとって″痛い″とは隣合わせで生きてる言葉だ。
ふ「わぁ!見て?これ美味しそう!これなにか知ってる?」
『これ...フレンチトースト?』
ト「そう!」
『...食べないの?』
ト「フォークこれ使って?食べていいよ?」
『残りものじゃなくていいの?』
今日聞く彼女の常識は全て常識外れで、どんな所で生活してるんだよと言いたくなる苦しい話。
カ「なんと!今日は!1番に食べていいです!」
『やったー!!』
素直な彼女の感情表現に全員が心苦しくなってる。子供らしいことさせてあげたい。
ト「どう?美味しい?」
『甘い』
ト「あ、甘いかぁ...」
『甘いのお家だと食べれないから嬉しい...』
ト「今日は甘いもんいっぱい食おう!!」
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ぴあ(プロフ) - うゆさん» まだ続く予定です。よろしくお願いします! (2019年10月8日 0時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - このお話永遠に終わらないでほしいです!! (2019年10月7日 12時) (レス) id: 9f9495639b (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - yu;na___さん» リクエストありがとうございます。チーが理不尽に怒ると言うリクエストですが、チーは理不尽に怒られる事に多大な嫌悪感を抱いているキャラ設定なので、すごくしょぼいお怒りなら書けます。それで良ければ是非書かせていただきます! (2019年7月16日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - こんにちわ!!いつも楽しく読ませて頂いてます^^* 突然なんですが、リクエストお願いしたいです!!ふぅチーで、チーが理不尽にふぅちゃん怒っちゃう、みたいなお話を見たいです!!お時間があればぜひ、お願いします^^* 漠然としててごめんなさい(><) (2019年7月15日 11時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 瑠花さん» リクエストありがとうございました!そしてハッピーバースデーでございます! (2019年7月15日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年6月26日 21時