だらしない妻と神経質な夫 8

ちっちゃくなった！？ ﾘｸ ページ35

※なっちゃん妊娠前。ちょっぴりファンタジーです。


朝Aの目覚ましの音で目を覚ますと、目を閉じたまま彼女を引き寄せる...ん？なんか...変なんだけど？


カ｢〜っ！！！！？｣


ふと目を開けて叫ぶ1歩手前で何とか声を堪えた。そしてバタバタと部屋を飛び出してトミーの部屋にノックもせず入ってった。


カ｢トミー！トミートミートミー！！どうしよう！！俺！どうしよう！！！！｣

ト｢ちっ、なんだよ...うるせぇ...｣

ふ｢んん...｣

カ｢Aが居なくなった！！｣

ト｢...はぁ！？｣


とりあえず起きてくれたトミーを強引に引っ張って部屋に入ると俺のベッドで寝てる女の子が1人。そこまではいつもと変わらないんだけど明らかにサイズがおかしい。まるで小学生ほどのサイズ、そして俺のお嫁さんに激似な女の子。


ト｢...俺悪い夢見てる？｣

カ｢あれ誰！？ねぇ！俺のお嫁さんどこ行ったの！！｣

ト｢起こしてみる...？｣

カ｢怖い！俺子供は苦手！！｣

ト｢しゃあねぇだろ居るんだから！！｣


トミーが近寄りゆさゆさとその子の肩を揺するとゆっくり目を開いた。Aと全く同じのヘーゼルアイ。嘘じゃん...


『ひゃぁっ！？だ、誰！？』

ト｢あー困った...えー、あー、おじさんトミーって言うんだけどね、嫌なことしないから質問に答えてもらってもいい？｣

『...おじさんは悪い人？』

ト｢おじさん悪い人じゃない｣

『お母さんは...？』

ト｢ここには居ないよ｣


トミーがそう答えた瞬間少しほっとした顔に変わる。その表情を見て俺もトミーも確信に変わった。この子はAだ...

お名前言える？と聞いて答えたのはやはりAの旧姓で、朝ごはんを食べようと誘い出してリビングに入った。とりあえず全員起こして今の状況を説明。信じ難いけど信じてくれたらしい。そしてやはりと言うべきか女性のふぅさんにはありえないほどの警戒心を持ってる様子。Aだと分かって優しく接した俺とトミーにベッタリくっついてる。


カ｢Aちゃん？朝ごはん何食べたい？｣

『...なんでも食べる』

カ｢ううん？わがまま言っていいんだよ？｣

『...叩かない？』

ト｢叩かないよ｣

『...あのね、ゆーちゃんが朝ごはんはフレンチトーストって言ってたの...A知らなくて...おじさん作れる？』

ト｢任せろ！カンタと待ってて？｣

『かんた...？』

カ｢俺カンタって言うの｣

『...かんた！』

カ｢うん、おいで？｣


はっきり言いましょう！可愛い！！！！！

＊→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す