だらしない妻と神経質な夫 8

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キイチに付き添われてふぅちゃんの下着を干し、リビングに入ると、2つ目のわがままに入った。


『いてて、腰が痛てぇ...』

キ｢ごめん、無理させた？｣

『いや、普通にお腹が重くて笑』

キ｢お詫びにマッサージするわ｣


まさかの何も言ってないのに自らやってくれるというスーパープレイ。思わずカンタくんを見ると、彼もニヤニヤびっくりな顔。


キ｢力加減大丈夫？｣

『全然気持ちいい』

カ｢俺より夫してない？笑｣

キ｢絶対にやです｣

『キイチは双子の弟みたいなイメージ』

キ｢ウザイけど分かる。お前兄貴っぽい。｣

『ついに男として認められたわ』

カ｢めちゃくちゃ妊婦だけどね笑｣


ここで第3のわがまま


『キイチ今日暇？』

キ｢まぁわりと時間に余裕ある日｣

『マシュマロ食べたくなっちゃってさ...ましゅまろ亭のマシュマロ買ってきてくんない？』

キ｢お前絶対好きだと思った！いいよ？他になんか要るもんある？｣

『いや、特に無いけど...』

キ｢カンタさん何か要ります？｣

カ｢ん〜じゃあタピオカの抹茶ラテ｣

キ｢分かりました、Aはいちごミルクでいい？｣

『私にも買ってきてくれんの？笑』

キ｢言われてみれば欲しいでしょ？｣

『欲しい笑』

キ｢じゃあいってきまーす｣


すぐにリビングを出てほんとに買いに行ったキイチに2人で拍手。


『え？なんで？なんであんないい男なのに彼女居ないの？笑』

カ｢あいつも女運無いから笑｣

『寄ってくる女は残念だから自分で選んで行って欲しいね次こそは』

カ｢俺まで買ってくれるんだけど笑｣

『タピオカ嬉しいし私がいちごミルク飲みたいってよく分かったよね？帰ってきたら盛大に謝ろ...』

カ｢ヘコヘコするじゃん笑｣


カメラを止めて待つこと1時間、買い物して帰ってきたキイチをカンタくんがカメラで映した


キ｢え？なんのですか？代わります？｣

カ｢いや、いい笑｣

キ｢え？｣

『キイチちょっと隣に来て』

キ｢何？これチーちゃんねる？｣

『そう。今日とある自慢を視聴者さんにしてたんだけども、なんだと思う？』

キ｢ん？なっちが可愛い話？｣

『私の親友スーパーいい人だよって自慢』

キ｢はっ！？なにそれ？｣

『洗濯代わってもらうのも、腰痛いアピールも、マシュマロも全部キイチがどれだけ優しいかアピールするためのわがままだった。』

キ｢...え？なに？全然意味わかんない...｣

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