サイコなのは... リク ページ41
同じ家に居るのに富永さんから電話がかかってきて口を開く前に″撮影部屋″という短い単語でプツリと切られた。嗚呼、私って可哀想。
屋上で洗濯を干していた残りをキイチに任せて1階まで駆け下りる。
『はぁ、はぁ、はぁ...おえっ...吐きそ...』
カ「ねー、馬鹿なの?笑」
ト「いひひっ!忠犬チーこっちに来なさい笑」
『はい、マスター』
カ「なっ!ねぇ!?なんか!やだ!!辞めて!」
『あ、今この人えっちなこと考えました〜』
カ「っこらああああああ!!!!!」
怒ってるカンタくんの隣に腰掛けてちょっと肩をぶつける。そして上目遣い。この顔好きだよね?
『全然怖くない。何故ならば大好きだからです。』
カ「っ!?つ、続けて下さい...」
ト「お前は哀れなほど嫁に甘い...」
『で、なんでしょうか?富永さんのTシャツ屋上でぶん投げちゃうくらい焦ったんで大事な用ですよね?』
ト「何してんのお前」
『きちきちにあとは頼みました〜』
ト「まぁいいや、カンタが例に洩れず自分はサイコパスじゃないって言い張るからどうせまたサイコエピソード増えてるだろうって呼んだ。」
チラリとカンタくんに視線を送ると真っ直ぐ私を見てて、その目からは下手なこと言うなよと言う圧がかかってる。言ったら多分私腰壊すなぁ...
『...いいえ、彼は一般人であります隊長』
ト「お前やられてんなぁ...」
『まさか...カンタくんに限って...私を...脅すなんてこと...』
カ「逆効果だけどね?気付いてる?ねぇ?」
『え!ほんとに!ほんとに違いますよ!ほら!超清楚って顔!やーだなぁ富永さん考えすぎですよ!では、私は仕事を思い出した為ここらでドロン致すでありんす!!!』
ト「焦りすぎて忍者と武将と花魁が混じってるから。今後俺がお前のこと贔屓しないのとカンタにちょっと怒られるのとどっち選ぶ?」
『カンタくんはサイコパスです』
カ「あ、裏切ったね?」
『ひっ、やっちまった...』
ト「お前は!!嫁を!威嚇すんな!!チーこっち来なさい!危ないから!」
カ「俺のお嫁さんだからここに居ればいいです」
『と、富永さぁん...明日の朝私の目玉があるかちゃんと確認してください...遺言はこれで...』
ト「お前やってんなぁ!!」
カ「なんで俺が怒られてるのか分かんない。ねぇ、A?」
『こ、怖いよぉ...きいちぃ...助けてぇ...』
カ「こっち見なさい?」
ト「カンタお前は!!俺の後輩苛めんな!!」
今夜は寝れない予感...
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ぴあ(プロフ) - 海月さん» あざす。 (2019年11月4日 17時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
海月(プロフ) - 誤字〜 15ページの下から3行目「二回」が「二階」でっすぅ (2019年11月4日 16時) (レス) id: b5ee4ab4b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - n.uさん» ありがとうございます。 (2019年8月22日 15時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - ぴあさん» 嫁JK再来ドッキリの 洗濯物を欲し終えて→干し終えて に修正お願いします。 (2019年8月22日 9時) (レス) id: be42d432ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - n.uさん» して下さい是非!!! (2019年8月22日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴあ | 作成日時:2019年5月20日 13時