だらしない妻と神経質な夫 6

嫁が瓶で殴られるドッキリ ﾘｸ ページ34

ト｢はいどーもぉう｣

『今日癖強めっすね』

ト｢今日俺テンションがいい｣

『テンションがいいって文法初めて聞きましたね』

キ｢ちょっと静かにしろ｣


またまた本日もドッキリ。


ト｢割れやすい瓶でカンタを殴るってドッキリ俺されたじゃん｣

『キイチがずぎゃーん！！ってされてたやつっすね？』

ト｢俺がずぎゃーん！！した、ごめん笑｣

キ｢いやいや、そういうやつなんで笑｣

ト｢それをキイチとチーでやってもらおうと思います｣

『どっちがどっちですか？』

ト｢キイチが殴る｣

『あ、なるほどぉ...逃げ道なさそうっすねぇ...』

キ｢恨み晴らせる！！！｣

『あん？お前今私に借りあんの忘れてねぇだろうな？』

キ｢...俺Aの事殴れないっす｣

ト｢お前はまた弱味握られたんか！！｣

『仕方ないから殴られてやるよ。先輩命令だからな。』

キ｢怖ァ...｣

ト｢1回どれだけ痛いか殴られてみてくんね？｣

『らじゃー』


目だけ瞑って瓶の殴打を受ける。


『あーなるほど』

ト｢お前やっぱ...肝据わってんな笑｣

『流れはどんな感じですか？』

ト｢ドッキリだって分かるじゃん？だからもうノープランでただ殴られてもらいます。｣

『殴られ損』

キ｢...俺カンタさんに殺されません？｣

ト｢...なんも言えん。｣

『ドッキリだってわかったら納得するでしょ』

ト｢リビングでやろ。｣


リビングに入って私はパソコンの前に腰掛ける。後ろから殴られればいいらしいけど破片がパソコンの隙間に入るとかやだなぁ...そんな時に聞こえた足音。


ト｢来ます来ます...3.2.1｣


扉が開いた瞬間キイチが瓶で私の事を叩いた。


『わっ！びっくりした！！』

カ｢ねぇ！？何してんの！馬鹿馬鹿！｣

ト｢いひひっ、｣

カ｢...あ！俺がやったドッキリじゃん！？｣

ト｢仕返し笑｣

カ｢ねー！俺あれちょっと痛かったよ！？｣

『痛くないよ？カンタくん大袈裟だもん』

カ｢な〜、んで俺がオーバーリアクションだったみたいな言い方すんの...｣

ト｢あの時よりキイチ振りかぶってたぞ笑｣


カンタくんがちょっと拗ねそうな予感するから気を逸らそうと痛いフリしてみよう。


『っつ〜、後々痛い...』

カ｢言ったじゃん！？｣

『うそうそ、全然痛くない』

カ｢...もう！！知りませんからね！！｣

『はいはい、怒んないよ〜』

カ｢離せー！！｣

『離して欲しい？』

カ｢...離さないで｣

ト｢何お前笑｣


やっぱりカンタくんは可愛い

子供同士 ﾘｸ→←ただいま

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す