だらしない妻と神経質な夫 6

＊ ページ14

ちょっと字幕させてくれってお喋りを断って隣で黙々と字幕入れ。カンタくん1人で喋る時間に入ってるわ。


『急に語り出すん怖いわ』

カ｢あ、聞いてた？｣

『この距離で聞いてないことあんの？何？バスケに例えるくだり。』

カ｢バスケ俺やってたんすよ...｣

『あ、聞いてましたそのくだり。おかわりはいいです。』

カ｢なんか冷たい｣

『チンしてからちょっと経って冷めちゃった弁当みたいな言い方しないで』

カ｢んふ〜面白いねぇ？｣

『面白いのラインが超下がってんの怖いんだけど。今後カンタくん全然面白くないとか辞めてね？』

カ｢出てく？｣

『逆だよ？富永さん面白くない人要らないって言ってんだからカンタくん追い出されるよ？』

カ｢俺が追い出されることあんの！？｣

『面白くあればいい』

カ｢なんか深い｣

『全然浅いから。大丈夫？話聞けてる？』

カ｢なんか冷たいなぁ｣

『再放送始まったわ』

カ｢トミーに似てんな笑｣

『ちょっとここでカメラ借りて話していい？』

カ｢いいよ？｣

『あのね、最近日本語字幕入れてくれる人めっちゃ増えたの知ってる？』

カ｢最近良く言ってるよね？笑｣

『めっちゃ有難いよね。私の仕事半分減ったも同然だもん。なっちゃんの時間が増えるから嬉しい。ありがとうございます。』

カ｢Aは自分のチャンネルもやってるからね、有難いことですよ。｣

『元々字幕優先で、時間あれば自分のチャンネルするよ〜ってスタンスだからそれは全然ネックじゃないんだけど、なっちゃん泣いちゃって日本語字幕入れられないよ〜！って時に字幕入れてくれたりして下さってるともう泣きそうになる。神の恵みだぁ...って。』

カ｢俺だったら俺の仕事とるなよって言っちゃいそうなのに、Aは字幕入れられるほど見てくれてるの嬉しいね〜って言うじゃん？そういうとこいいなって思う｣

『カンタくんは全部自分でやっちゃおうストイックタイプじゃん。そっちの方が凄いよ？』

カ｢ただの褒め合いになっちゃった｣

『キモイからもう辞めよ？』

カ｢仲良くしようよ！！｣

『仲良いけど別にカメラの前でしなくていい』

カ｢俺は見せたいけどね｣

『メンヘラだからじゃん』

カ｢違います〜｣


そんな話しながらも着々と進めて呆気なく50回クリア。ゲームを終えた彼はあついあついって言いながらムキムキを脱ぎ捨ててる。


『脱いでもムキムキ』

カ｢惚れた？笑｣

『ずっと前から惚れてるよ』

カ｢もー...ずるいなぁ...｣

【デレデレ】嫁がJKドッキリ→←壺男 ﾘｸ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す