だらしない妻と神経質な夫 6 (ページ12)

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帰宅してリビングに連れて入ると、もう半分寝ちゃってるA。面白がったトミーがカメラを回した。

ト｢いや、お前酔いすぎじゃね？笑｣

『へぁ...？』

カ｢あんま映さないで欲しい。可愛いから。｣

『かわいいっていったでしょ！！』

カ｢え？うん、言った...けど？｣

『すきです！！！』

カ｢おわっ！｣

俺に飛びかかって来たAからはかなりお酒の香りがする。あーもう幸せだからなんでもいい...

キ｢キモすぎ...｣

ト｢めちゃくちゃ女出す笑｣

『んん...寛太の匂いするぅ...』

カ｢俺だもん｣

『ぎゅーしてください』

カ｢あんま可愛い事動画でしないで欲しい｣

『ぎゅー！して！ください！！』

カ｢あーはいはい、します...｣

ただでさえ俺にしがみついてるくせに、まだ抱きしめて欲しいなんて可愛すぎるし、こんな可愛いし、外で可愛いことすんなやってだんだん腹立ってきたわ。

ト｢なんでお前は急に渋い顔すんだよ笑｣

カ｢こいつ無防備すぎない？｣

キ｢でも昔はこんなキモくなかったっすよ｣

ト｢俺も2回か3回くらい潰したことあるけど、愚痴が死ぬほど増えるだけだったな～｣

モゾモゾ動いて完璧に俺の上に座り直した彼女は、何を思ったのか俺の耳に噛み付いた。

カ｢痛っ！？なんで耳噛んだ！？｣

『肉食系だぞぉ～』

カ｢全然意味わかんない｣

『がおー！』

カ｢可愛いことすんなっつってんの。｣

『Aかわいい？』

カ｢かわいい｣

『えへへ～寛太もかっこいいよ！』

カ｢きっつ...｣

ト｢俺は未だにチーが女の顔してんの夢だと思ってるから｣

キ｢悪夢っすよ｣

カ｢失礼だな！Aは初めから可愛いし！｣

ト｢俺そういう目で見た事ねぇもん。顔整ってるなとは思うけど。｣

あのぉ...さっきから俺の首にキスしてくるのめっちゃ可愛くてどうにかなりそうなんですけど...誰か助けてくんねぇかなぁ？

カ｢A？お風呂入れる？｣

『一緒に入る～？』

カ｢はっ、入りません！！｣

『チェリーボーイじゃん？』

カ｢もー入っといで！｣

『やだ』

カ｢前で待っとくから｣

『やだ』

カ｢はぁ...もうじゃあ寝な？｣

『だっこ』

カ｢...だれぇ？こんな精神年齢低い子連れてきたの｣

ト｢俺かも知らん笑｣

『だっこ』

カ｢はいはい、だっこします～おやすみ～｣

キ｢カンタさんまじ勇者｣

ト｢よく気持ちわりっ！ってならんよな？笑｣

カ｢失礼だっつーの！｣

もー俺のお嫁さん可愛い...

(裏へ続く)