だらしない妻と神経質な夫 6

べろべろ ﾘｸ ページ11

＊妊娠前


カ｢...遅い！！｣

ト｢うわっ！びっくりした！急にでけぇ声出すな！｣

カ｢Aが帰ってこない！！どういう事！！｣

キ｢久々の飲み会だから楽しんでるんじゃないすか？｣


するとキイチの携帯が鳴った。俺らに見せた発信元はA。スピーカーにしてことりと机に置いてみせた


キ｢帰ってくんの遅いってカンタさん怒ってるよ？｣

？｢あ、きーちくん？ごめん、私ゆり！Aにコール集中砲火しちゃって潰しちゃったから迎えに来てくんない？笑｣

キ｢何やってんすか笑｣

ゆ｢ごめんごめん！寛太くんにごめんって言っといて？｣

カ｢聞いてますよ笑｣

ゆ｢おーい？A〜？旦那だよ〜？｣

『え？惚気聞きたいって言った？まあまあ隣座りなよ〜』

ゆ｢言ってねぇし。さっき同じ惚気3回聞いた。｣

『それでねぇ〜寛太がねぇ〜』

ゆ｢うん、うざい。めちゃめちゃうざい。きちきち〜早く来て！｣

キ｢行きます笑｣


俺も行くってキイチ運転の車に乗り込むと必死に頬の緩みを抑える。俺の話してるの可愛すぎない？着いた居酒屋に入ると広めの個室で賑やかにしてる女性達が居る。


ゆ｢おっ！A！旦那来たよ？｣

『んん...むり、ねるからかまわないで...』

ゆ｢寝るな！店だぞ！｣

｢A酒弱くなったね笑｣

｢どうせ幸せボケだろ笑｣

『んぁ？あーしが幸せな話きく？』

｢もう散々聞いた｣

カ｢ほんとすみません...A？帰るよ？｣

『ん？かんた...？』

カ｢そう、俺。迎えに来たの。｣

『お迎えとか出来るようになっちゃったの？今日もかっこいいねぇ！』

カ｢あーうん、分かった...可愛いんだけど、お家帰ろ？｣

『あのねぇ、Aはねぇ、寛太のここの耳とえらの間みたいなとこ好き』

カ｢全然意味わかんないフェチだから外で言うのやめな？｣

キ｢カンタさん、酔ってるこいつに優しくしたら永遠連れて帰れないんですからちょっと退いてて下さい｣


キイチが半ば無理やり立たせてAの財布を友人に渡すと、勝手に金額徴収されて財布が返される。


｢きーちくんまた世話させられてんの？笑｣

キ｢もう俺の役目終わったと思ってたんすけどカンタさん嫁に甘すぎるんすよ...｣

｢甘そう〜！分かる！｣

カ｢ちょ、あんま乱暴しないで！｣

キ｢どうせ起きたら忘れてるんすよ｣

『ねーやさしくしてぇ？』

キ｢そんな得にならない事しないし｣


なんにしろめっちゃ可愛いっす...

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