だらしない妻と神経質な夫 12

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あんま怖くないじゃん？っつってどんどん進んでたらイヤホンからガタン！と大きな音。思わず肩が跳ね上がってフリーズ。それと共に小銭の音。


『ぜ、全然ビビってねぇしぃ...急に...辞めろよ...おい！こっちはライトしか持ってねぇんだぞ！あんま脅かすのとかやめろ！』

は｢強気なの可愛いですね笑｣

カ｢でしょ？｣

『おぁっ！？ちょ、お、なんでその人形落ちたよ...？ねぇ...人形落ちてんの誰か拾えよ...私か？』


人形を拾うアクションをすれば、絶対になんか来ると思って慌てて顔を隠す。それと共に小銭の音。指の隙間から見たけどなんもなかったらしい。


『あぶね〜！なんもなかった！良かった！』


ドヤ顔で顔を上げると3人とも小銭を入れる瞬間で、目が合っちゃったから恥ずかしい。


『そういうの...見えないとこでしろよ...』

ふ｢照れてますねぇ？笑｣

は｢いいですねぇ笑｣

カ｢可愛いね〜｣


画面に視線を落としてどんどん進んでいくけども、ほんとに怖すぎて過呼吸になりそう。貯金の音も聞こえないくらい怖い。


『はぁはぁはぁ、怖すぎ...なんも来ないんかい！もう無理...寛太！ちょっと！なんで横にいてくんないの！』

カ｢へへへ、可愛いなぁ〜｣

ふ｢ただの仲良し夫婦見せられてます？笑｣

カ｢可愛いでしょ？あれ俺の奥さん。｣

は｢ただの惚気ですね？笑｣

『ねぇ！？聞いてる？ちょっともうこの際誰でもいいから隣に来てよ！おい、なんで背後を確認できないシステム...後ろガラ空きは普通に危機感足りなさすぎ...』


恐怖がピークに来てる時、背後からキィ...と小さい音。背後を振り返ると白い怖い人が居るENDなわけだけど、怖すぎてもうもはや泣いてる。


『うう...怖かった...』


半泣きの私と貯金する男3人。


『誰も守ってくんない！！ばかぁ！』

｢｢｢かわいい〜｣｣｣


全然可哀想に思ってくれないからムカついてふぇるとさんの隣にすーっと戻る。


ふ｢怖かった？｣

『頑張ったご褒美は？』

ふ｢っ、ずるいなぁ〜！！｣


目一杯のぶりっ子をして小首傾げると、ニヤニヤしながら貯金して頂いた。


カ｢おい、可愛いことすんな？｣

『べー！』


舌出して見せると3人揃ってまた貯金。ほんと軽率に貯金しすぎだよね？流石エンターテイナー。


『この人たちちょっとちょろいの笑』


カメラに向かってピースしてやったわ。

＿

▽ふぇるとが大ダメージくらった瞬間 6:43

▽チー×ホラー=kawaii♡

▽カンタニヤニヤしすぎwww

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