悪阻 ﾘｸ ページ50
カンタくんにサプライズの妊娠報告をしてからというもの、彼は私にピッタリとくっついてて、どこに行くにも着いてくる人になっちゃった。
今日で妊娠7週。心拍確認を先週終わらせて、リビングで母子手帳を眺める私の隣でカンタくんは編集してた。サッと立ち上がると絡め取られる手。
カ｢急に動くな｣
『晩御飯作るだけ』
カ｢顔色悪いよ？座ってな？｣
『平気だよ？病人じゃないんだから！』
カンタくんを宥めてキッチンへ移動すると既にふぅちゃんと富永さんが居て、本日もお料理勉強中らしい。
ト｢あ、晩御飯つくる？｣
『時間的に...』
そう言った瞬間ふぅちゃんが作ってた謎の料理の焦げた匂いがツンと鼻に刺さった。一瞬で胃の中の物が逆流する感覚に慌てて口を抑えてトイレへ
ト｢Aっ！？｣
カ｢っ！？どした！？｣
凄い足音が聞こえたけど構ってられない。凄く気分が悪くて、出るものもないのにむかつきは止まらなくていつの間に来てたのか入ってきてるカンタくんに背中をさすられてる。
カ｢しんどいね...ごめんね...｣
『ばっちいから...出てて...？』
カ｢ばっちくなんかないよ？気にしないで？｣
暫く蹲ってようやく落ち着いたから洗面所で歯磨きしてリビングに戻った。ふぅちゃんは泣きそうな顔してる。ほんとごめん...
ふ｢ごめん...ふぅが失敗したから...｣
『違う...普通に食べ物の香りにうえってなっただけ...ほんとごめん...』
ト｢しばらくはPさんにご飯作ってもらお？｣
『ほんとすみません...』
カ｢もーめっちゃ顔白い...座って？10秒チャージ飲める？｣
『それってタイム計られる？』
カ｢お馬鹿？計らないよ？｣
『じゃあ飲む』
持ってきてくれたゼリーを咥えて三角座り。なんかこの方が落ち着く。
ト｢弱ってるとちっちゃく見えるわ笑｣
カ｢すげぇしんどそう...｣
私の隣に腰掛けたカンタくんの胡座の上に腰掛けると、彼の手はお腹をそっと包んでくれる
カ｢しんどい？｣
『あったかい』
カ｢日本語下手｣
『んん...気持ち悪い...』
ゼリーを机に置いてもたれ掛かると柔らかく彼の手が頭を撫でる。
カ｢気持ち悪いね...ごめんね...｣
ト｢
襲いかかって来る吐き気の奥から更に強い攻撃力を持つ悪魔が現れる
カ｢...A？大丈夫？｣
『...ねむい』
カ｢へ？眠い？｣
『ん...おやすみ...』
カ｢あ、え？まじ？え？｣
ごめん、睡魔には勝てないの...
(続編に移ります)
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ぴあ(プロフ) - めいさん» 探して頂いてありがとうございます！ (2019年4月9日 7時) (
レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 見つけました〜！ありがとうございます！！ (2019年4月9日 2時) (レス) id: 7520d1ed6a (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - めいさん» だら神10の番外編にてサプライズの妊娠報告を書かせて頂いております！ (2019年4月7日 1時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - すみません！これって、カンタ君に妊娠報告する場面ってありましたか？あればどれか教えていただきたいです！なければお暇なとき時系列バラバラでもいいので書いていただけると喜びます！ (2019年4月7日 0時) (レス) id: 7520d1ed6a (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 蒼海1017 ｱｵｲさん» 楽しいリクエストありがとうございます！ (2019年4月4日 7時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2019年3月23日 2時
