甘えん坊 リク ページ32
とある日の夜。私の身体の傷も治り、カンタくんの口角も治り、ベッドで適度にいちゃついていた。下の部屋からはふぅちゃんの甘い声が聞こえてくる。
カ「トミーずっとこんな気分だったかな?笑」
『かも...申し訳ないことしたなぁ...』
カ「ふふっ、最近Aこっち見てくれるから嬉しい」
『背中向けてるとキス出来ないもん』
そう言って唇を尖らせると触れるだけのキスをくれた。
カ「んん...可愛い...」
私を引き寄せる腕は男っぽいのに私を見つめる瞳は柔らかくて可愛いカンタくんって感じ。
『今日のカンタくんは甘々』
カ「そろそろ呼び捨て定着してよ〜」
『やだ。ずっとカンタくんがいい』
カ「なんで?」
『寛太って呼んだ時ときめいた顔してくれるから』
カ「じゃあ俺もAちゃんって呼ぶ」
まだ付き合う前のその呼び方にちょっとときめくのバレてたのかな?
カ「ふふっ、やっぱりちゃん付けされるの好きなんだ?」
『寛太に言われるから嬉しいだけだもん』
彼の胸元に顔を押し付けると微かに聞こえてくる心音
『トクトクトクトク...』
カ「聞くな笑」
『早いね』
カ「好きな人が俺にくっついてるんだもん」
『ピュアかよ』
カ「そうじゃないって分かってるくせに笑」
カンタくんの香り...すっごく落ち着く。もそもそと移動して首元にキス。
カ「ん?なぁに?」
『好き』
カ「今日は甘えん坊?笑」
『ん、甘えん坊...』
カ「かわいい...」
私の頬を包み優しく唇が重なった。でも激しくはならない。触れるだけのキス。
私が無理やりされた後だからしたくないのかな...?
カ「ね、キスしてる時に何考えてんの?」
『...なんもない』
カ「Aが悩んでる事って俺に言えばすぐ解決する馬鹿みたいな話だからさっさと諦めて教えてくれない?」
『酷いし...』
カ「ね?教えて?」
『...無理やりされた後だから...妊活の話無くなっちゃったのかなって』
カ「え!やだ!っ、ごめん。違うの。Aがしたくないうちには絶対しない!約束する!傷付いてるうちはちゃんと我慢するから。」
『...したいの?』
カ「...ごめん。」
『いや、違くて...その、他の男に手出されたから...もう私とそういうことしたくないのかと思って...』
カ「違うよ?そんなこと1ミリも思ってない。むしろ俺で塗り替えたいよ?」
『じゃあ...塗り替えて...?』
ゴクリと動いた喉仏。そして私を包む腕。私この人が夫で良かった...
(裏へ続く)
681人がお気に入り
「YouTuber」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぴあ(プロフ) - めいさん» 探して頂いてありがとうございます! (2019年4月9日 7時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 見つけました〜!ありがとうございます!! (2019年4月9日 2時) (レス) id: 7520d1ed6a (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - めいさん» だら神10の番外編にてサプライズの妊娠報告を書かせて頂いております! (2019年4月7日 1時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - すみません!これって、カンタ君に妊娠報告する場面ってありましたか?あればどれか教えていただきたいです!なければお暇なとき時系列バラバラでもいいので書いていただけると喜びます! (2019年4月7日 0時) (レス) id: 7520d1ed6a (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 蒼海1017 アオイさん» 楽しいリクエストありがとうございます! (2019年4月4日 7時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぴあ | 作成日時:2019年3月23日 2時