だらしない妻と神経質な夫

2日目 ページ18

『あーい、なんでチーだけなの？カンタくん見たいんだけど？カンタを出せ！おい！馬鹿！って声がコメント欄から聞こえる気がしますが、カンタくん部屋で爆の睡だったから置いてきました〜。』


カメラを持ってKマートまで買い物に来てる。お土産いっぱい買おーっと。私だけでカメラを回してるのはちょっとYouTuberごっこしてみたかったからだ。


『え、見てー？化粧品があるんだが？ふぅちゃんに電話しよ...』


ふぅちゃんに電話をかけるとすぐ出てくれる彼女


ふ｢チーちゃああああん！｣

『すげーうるさいのどした？笑』

ふ｢あのね！チーちゃんのおかげでほんっっとに楽しいの！｣

『私に女神の御加護がありました』

ふ｢ともくん！チーちゃんからお電話！｣

ト｢んぁ？｣

『ともくんお土産何がいいすか？』

ト｢お前はともくん言うな笑｣

『あ、そうそう！ふぅちゃんにねぇ化粧品のおすすめ聞こうと思って、今Kマートに居るんだけどやっしぃ化粧品いっぱいあるから！』

ふ｢安い化粧品？｣

『映すよ？』


携帯をテレビ通話に切り替えて化粧品を映していく


ふ｢チーちゃんスポンジ買わなきゃ〜って言ってなかった？｣

『うわ！言ってた！ありがと！免税店でめちゃくちゃいい匂いするなんかよくわからんの買ったから帰ったら渡す！』

ト｢よく分からんの俺の彼女に使わすな！！｣

『GIVENCHYのピンクのライン？のクリームチックなやつ』

ふ｢うわ！GIVENCHYは嬉しい！ありがと！｣

『ほれ！やかましい富永さんとは違ってふぅちゃんは女神です！！』

ト｢うるっせぇ〜てかカンタは？｣

『あー、ホテルで寝てます』

ト｢ぜったいに怒るぞ笑｣

『ご機嫌取り用チョコ買うんで良いっす』


電話を終えて、割と要らないものまで買いまくって重たい荷物を抱えてホテルの部屋に帰ってくると彼はまだ寝てた。隣に潜り込んでじーっとカンタくんの顔を見つめる。整った顔してるなぁ...


『カンタくんいつ見てもカッコイイなぁ...』

カ｢Aもいつも可愛いよ｣


目を閉じたままそう言った彼はビックリしてる私にニヤリと笑いキスをした。


『い、いつから起きてた！？』

カ｢Aが帰ってきた時。どこ行ってたの！｣

『Kマート行ったの。また夜に一緒に行こ？』

カ｢もー！危ないんだから俺と居て！｣

『カンタくん可愛い顔ですやすやだったから』

カ｢可愛くない俺も見せようか？｣


私に跨る彼は意地悪な顔してる。


『かっ、可愛くないやつ！！』

カ｢酷いなぁ笑｣

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