だらしない妻と神経質な夫

【ふぅチー】真反対の2人が噛み合ってなくて面白い説 ページ1

ト｢はーい、日常です。｣

カ｢え、そんな緩い？挨拶は？｣

ト｢笑いすぎて疲れた笑｣

カ｢今ふぅさんがAに料理を習ってます笑｣

ト｢めちゃくちゃおもろいから撮ります笑｣


カメラを構えたままキッチンに向かうと2人の声が聞こえてきた。影からこっそり見ます。


ふ｢ね、ねぇ！油が飛ぶじゃん！｣

『料理ってそういうもんよ？ほら、昔は男が狩りに出て、女は炊事でしょ？男は外出て怪我すんのに女は家でぬくぬくしてんのなんか違くない？って思った神様が油は跳ねるものと設定したわけよ。』

ふ｢え！凄い！｣

『知らんけど』

ふ｢ねぇ！！信じた！！｣

『普通に考えて水と油が混じり合わないからだろうね？』

ふ｢チーちゃん頭いい！｣

『うんうん、馬鹿なのはふぅちゃんだよって言わないであげるね？次に進もうか？』

ふ｢ねぇ〜！言ってるよぉ！！｣

『ほら、富永さんに美味しいご飯作るんでしょ？』

ふ｢う、うん。｣


トミーを映すと顔を隠して悶えてる


『それにしても...なんで初っ端からハムカツ？』

ふ｢だ、だってぇ...チーのハムカツ美味い！って言うんだもん！｣

『妬いてたの？なにそれクソかわ。富永さんぶん殴りてぇな』

ト｢うるさ...｣

ふ｢だ、ダメだよ？｣

『ホントにしたら返り討ちにあって私が可哀想だろうよ』

ふ｢ともくんそんな酷いことしないよ？｣

『まさか洗脳掛けられてる？』

ふ｢ん？｣

『お宅の彼氏に振る舞うハムカツ焦げかけてるけどいける？』

ふ｢わっ！？やばいやばい！どうしよう！助けてぇ！？｣

『あーはいはい、だから初めてにハムカツは辞めろって言ったやん...』

ふ｢んん〜！悔しい！！｣

『ふぅちゃん、趣旨が違うよ。ふぅちゃん今富永さんに気に入られようとしちゃってるよ？違うでしょ？なんで私に料理習いたいって言った？』

ふ｢...ともくん最近不健康だから｣

『そうでしょ？ハムカツは追い討ちだと思わない？』

ふ｢そうだ...本末...なんだっけ？｣

『本末転倒ね？四字熟語も出来ないの逆に推せるわ』

ふ｢もう！馬鹿にしてるし！！｣


トミーはかなりのダメージ食らってるみたいで壁にもたれかかって変な唸り声あげてる


カ｢可愛い？笑｣

ト｢...可愛い｣

カ｢わかるわぁ...｣


どうやらAが結局作ることになったらしくて、手際のいい包丁の音が聞こえてくる。


『あのね、私は別に富永さんが不健康でも泣きそうなくらい不安じゃないよ？』

ト｢失礼だな...｣

カ｢尖ってるから笑｣

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