だらしない私と神経質な彼 9

スライム ページ38

ト｢面白いから動画撮れ｣

『なんも面白くないっすよ？』

カ｢まぁいいじゃん？どうせ日常だし｣


ということで何故か動画を撮ることになった。撮影部屋でカメラの後ろに富永さんがいる謎の状況。気まずい。


カ｢はいどうも〜水溜りボンドですお願いします！ねっ、毎日動画頑張っていきましょう！カンタです！｣

『チーです』

『｢よろしくお願いします｣』

カ｢はい、何しますか？｣

『スライム作りたいだけなのに何故かカメラを回された私可哀想だと思わない？』

カ｢スライムを作りましょう｣

『スライム作る動画なんてスライムのYouTuberさんがやるから面白いのであって、私達がただお遊びで作るそれに笑いは見えてこない。従ってカメラは止めよう？』

カ｢材料はこちら｣

『あ、聞いてねぇ...』

カ｢洗濯糊、ボンド、コーンスターチ、シェービングフォーム、ホウ砂をとかした水ですね。｣

『え？聞いてる？』

カ｢ボウルを取ってください｣

『ねぇ？彼女見えてる？』

カ｢ボウルを取ってください｣

『ねー！仲良く作りたいよ〜！！』

カ｢え？笑｣

『彼女のこと無視してみた...？』

カ｢ちょっと無視しようと思って笑｣

『怖い話ですよほんと...』

カ｢ボウル取って？笑｣

『はいはい』

カ｢はいは1回でいいです｣

『うぜえ先生かよ』

カ｢口悪い、減点1｣

『いるわ、そういう教授。』

ト｢はよ作れや笑｣


カンタくんに教えて貰いながらスライムを作る


『うわ、見て！見て！固まってる！』

カ｢そりゃ固まるよね？｣

『何でそんなに冷めてんだよぉ！！』

カ｢スライム...楽しい？｣

『楽しいよ？見て？びよーーん』

カ｢う、うん...｣

『引いてる？』

カ｢いや、スライム作るだけでこんな喜んでくれんだと思って笑｣

ト｢ガキだから｣

『失礼な』


てかこれまじで気持ちいい触り心地。


『ふへへ...見て？』

カ｢見てるよ笑｣

『めちゃくちゃ触り心地がいいの！』

カ｢さっき触ったから知ってるって笑｣

『もー！！一緒に楽しもうよ！！』

カ｢てかスライム作りたいならもっと早く言えばいいじゃん？｣

『カンタくんまじ女心分かってない』

カ｢へ？｣

『言い訳つけて一緒に居るんすけど？』


ふわふわ〜と視線が揺れてそっぽを向くカンタくん。可愛い。


ト｢やっぱりカンタ負け笑｣


＿


たまこ

ここってカップルチャンネルですか？可愛いんすけど。


vessels

ビョーンって言った瞬間カンタめちゃめちゃにやけるの我慢した 5:29

恵方巻き→←＊

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す