しょげちゃった ページ42
かなり凹んでしまったカンタくんを連れて寝室へ。パパは富永さんともうちょい話すって言ってた。
『カンタくん？そんな落ち込まないで？』
カ｢俺Aの事なんも知らないじゃん｣
『私の好きな人誰か知ってる？』
カ｢...俺｣
『それが分かってくれてるだけでいい。私カンタくんが大好きだから。』
カ｢でもこんなの結婚できない。絶対に。俺がやなの。知らないままなのすげぇやだ。｣
『そう？じゃあ聞いて？』
カ｢ん？｣
『私に直接聞けばいい。なんでも答えるから。』
彼の手を引きベッドに向かい合って座ると私へのプチ質問コーナーが始まった。
カ｢...好きなYouTuberは？｣
『水溜りボンド』
カ｢俺ら以外だったら？｣
『ラファオワ』
カ｢俺Aのそういう所好き｣
『それは私も1つ勉強になりました』
カ｢好きな花は？｣
『サルビア』
カ｢サルビア？｣
『花言葉は何？って聞いて？』
カ｢花言葉は何？｣
『家族愛、良い家庭って意味。私に無かったものだけどここに来て私分かったの。』
眉を少し寄せてふわりと微笑み手を繋いでくれた。
『カンタくんがこうやって上から手を繋いでくれるの好き。守ってもらってるみたいで。』
カ｢守るって約束だからね｣
そしてふと気付いたようにカンタくんは立ち上がり袋を取り出した。渡されたのはFerragamoの香水
『うそ...』
カ｢見てたっしょ？｣
『なんで私がこれ買おうか迷ってるってわかった！？』
カ｢俺が多分香りによって距離感変えちゃうから。フルーツ系の香水付けてる時は匂いが超好みだから寄ってっちゃうの最近自分で気付いた｣
なんだ、私の事分かんないとか言っといてすっごく分かってる。
『私の攻略法教えてあげようか？』
カ｢それは知りたい！｣
『カンタくんにどう思われるかって考えて行動してるよ』
カ｢あーもうずるい...｣
私の首元に顔を埋めた彼は珍しく甘えるように顔を擦り寄せた
『ふふ、これ付けてカンタくんに気に入られよーっと！』
カ｢付けなくてもメロメロだし...｣
『すっごく嬉しい！ありがと！』
カ｢...まだあるんだけど｣
『ええ！もう貰えないよ！』
カ｢これは俺があげたいの。ダメ？｣
『じゃあ...いただきます...』
取り出したのはさっきより小さな紙袋。THE KISSの文字、ペアリングだ。
『う、そでしょ...』
カ｢まだホントのやつじゃないけど...右手で予約していいっすか...？｣
思わず抱き着くと耳元で囁かれた
カ｢愛してる｣
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ぴあ(プロフ) - マンモth齊藤さん» ありがとうございます！お暇な時にぜひよろしくお願いします！ (2019年10月9日 9時) (
レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
マンモth齊藤(プロフ) - 楽しく見させて頂いてます* (2019年10月8日 23時) (レス) id: 1f275c20f1 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - n.uさん» 私の小説で本家様に興味を持っていただけるのはとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年6月20日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
n.u(プロフ) - コツコツ読み進めて、ようやく7まで辿り着けました^^; ぴあさんの小説に影響され、本家様の動画を観るようになりました。 素敵な作品をありがとうございます(*^^*) (2019年6月19日 13時) (レス) id: be42d432ec (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - あんドーナツさん» ご指摘ありがとうございます。ローヤルゼリーでもロイヤルゼリーでもどちらでもいいと調べた上で書きました。女王蜂に合わせてロイヤルと書いたので気になって頂けたのは嬉しいです。ありがとうございます。 (2019年5月29日 22時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2019年2月21日 13時
