だらしない私と神経質な彼 6

【上下関係】後輩と原宿で甘味食った ページ33

ト｢チー！！！リビングしゅうごーーう！！｣


でけえ声してんな！！階段掃除してたのに！慌ててリビングまでダッシュ。ほんといつかぶっ飛ばそ...


『はぁ、はぁ、なんすか...』


ちゃっかりまんずがカメラ構えてるし...


ト｢俺と原宿行くぞ｣

『水溜りボンド原宿大好き説』

ト｢うるせ〜笑｣

『何しに行くんですか？』

ト｢息抜きしに行こうかなって｣

『え？なんすかそのクソつまんない企画...』

ト｢お前の悪口はもう俺に刺さらん｣

『じゃあ今後揚げ物無しで』

ト｢たーのーむー！！！｣

『こーとーわーらーぬー！』

ト｢うざお前笑｣

『とりあえず男引き寄せる格好すればいいっすか？』

ト｢ナンパ企画？笑｣

『ナンパされるまで帰れません？』

ト｢水溜りボンド！｣

『富永さんハメ外さないで一生生きるんすね？チェリー？』

ト｢お前は口を開いたら毒しか吐かないな？｣

『酒飲んだらゲロも吐きます』

ト｢ゲロって言うな笑｣

『とりあえず行けばいいんすね？』

ト｢そういうこと｣

『準備してきまーす』


部屋に戻って去年ヘビロテしてた、オフショルダーのダボッとした白ニットと黒スキニー、そして赤パンプスを片手にリビングに戻ると富永さんはケラケラ笑ってる


ト｢去年のお前じゃん笑｣

『週6で飲み歩いてた私です』

ト｢カンタに見せた？｣

『そんなリスキーなことしませんよ』

ト｢絶対に怒るぞ？笑｣

『怒られる前に行きますよ！私財布と携帯だけ持ってればいいですか？』

ト｢お前は財布要らん。俺の財布を持て。｣

『出た、すぐ失くす人...』


持ってきてたチェーンのショルダーバッグから自分の財布をソファーに投げ捨てて、富永さんの財布を収納。彼もGUCCIのいかちー服来てるからヤンキーカップルみたいだ。


P｢トミーだけでも怖いのにもうヤンキーだよ？笑｣

『薄々感じてたけど言われちゃったわ』

ト｢お前元ヤンじゃん？｣

『元ヤン富永さんに言われたくないっす』

ト｢行くぞ笑｣

『こんなヤツら昼間っから原宿って...治安悪すぎ...』

ト｢早くしろ〜｣

P｢写真だけ撮らせて？笑｣


富永さんがオラオラしてるから私も髪の毛をかきあげてポージング。


P｢ヤンキーだ笑｣

ま｢言うまでもなくヤンキーっすよ笑｣

ト｢見して見して！いひひひひっ！やば！怖い人じゃん！｣

『早く行きましょう！そして私にザ パフェスタンドのパフェ買ってください』

ト｢何それ！行く！｣

『ちょろい先輩だぜ』

ト｢聞こえてんだぞ〜｣

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