＊ ページ28
頭では分かってる。今追いかけなきゃほんとにやばいって。でも俺の意地が素直に追いかけらんなくて、ただその場に突っ立っている事しかできなかった。
気付けば俺はリビングで頭を抱えてて、隣にはトミーがいる。ぼけーっとしてたらしい。
ト｢...お前寝た方がいいよ、顔色悪いから。｣
カ｢別にいい。もう起きてる。｣
キイチもPさんもまんずも起きてきたみたいで、リビングで黙ってソファーに座る俺達を見て不安気な顔してる。
キ｢...Aはどこです？｣
ト｢...出てった｣
キ｢は？富永さん本気で言ってます？｣
ト｢ごめん...｣
P｢なんでそんなことになった？｣
カ｢俺が悪い。一方的に怒ったから...｣
俺の話を聞いてるのか聞いてないのかキイチは誰かに電話をかけてる
キ｢あ、朝からごめんね？Aと一緒に居る？...いや、誰と居んのか分かんなくてさ、ごめんね？｣
立て続けに数人に電話をかけて自室に戻ったキイチは、既に着替えてて荷物を持ってる。
キ｢探してきます｣
ト｢どこにいんのか分かったんか？｣
キ｢分かんないっすよ！ただ行くしか無いじゃないすか！カンタさんに嫌われたら死んじゃうような女っすよ！？｣
カ｢俺...｣
キ｢これでAになんかあったら許しませんから｣
俺に啖呵切って出てったキイチは悔しいほどにカッコイイ。
P｢とりあえずカンタくんTwitter見な？｣
カ｢なんで？｣
P｢Aもだいぶ有名なんだから目撃情報上がるかも｣
カ｢っ、確かに...｣
慌ててネットで目撃情報を検索。昨日の夜飲み屋で目撃されてるけど、その後は今のところなんもない。
どうしよう...Aに何かあったら俺...これから先どうやって1人で生きていけばいい？
ト｢とりあえず情報上がるまで待つか...？｣
カ｢ほんとに俺最低な彼氏だな...｣
ト｢いや、俺もお前に付いて怒ったから悪かったよ｣
カ｢今まで焦るほど言うこと聞いてくれてたのに1回ちょっとハメ外したからってあんな怒鳴ること無かったよ...｣
ま｢...あ、Aさん六本木で目撃されてます！3分前！｣
カ｢っ！行ってくる！｣
P｢車出す！｣
Pさんの運転でソワソワしながら六本木に向かうけど全くもって居場所が分かんない。ほんと、GPSでも仕込んどきゃ良かった...
P｢キイチも今六本木に居るって連絡あった｣
カ｢電話も出てくんないし...｣
どうすればいいのかお手上げだ。そんな時にキイチから連絡が来た。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 618人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柘榴 - お願いします！ (2019年2月21日 18時) (
レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 柘榴さん» また後日書かせていただきます！ (2019年2月21日 7時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - おまけで、パリピのエピソードをカリブラと東海オンエアに話して、弄られるっていう話もいいかなぁと思いました。 (2019年2月21日 1時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 柘榴さん» ツボにハマっていただけて良かったです！カリブラ書きやすいのでリクエストありがとうございました！ (2019年2月20日 21時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
柘榴 - 最高です！思わずニヤけながら読んでしまいました。 (2019年2月20日 21時) (レス) id: bed93decce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ぴあ
| 作成日時：2019年2月12日 12時
