うちの幹部達がすみません！【wrwrd】 (ページ2)

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それぞれの魔法事情2 ページ2

A side
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「オスマンさん。」
os『そんな荒々しく取り合いしてたら女の子も逃げちゃうめう』
kn『確かになぁ…』
tn『一理あるな』

さっきまでうるさかった3人が、オスマンさんの一言でスッと静まってしまった。凄い、鶴の一声ってこういうことを言うんだろうか。

ut『じゃあマンちゃんがAちゃんとショッピング行くってこと？ちょっと一人じゃ心許ないし、俺連れていってや。』
tn『大先生はあかん。』
ut『なんでや！！』
tn『なんでもや！とにかくあかんの！』
ut『もう！じゃあAちゃんに聞いてみようや！！Aちゃんは誰連れて行きたい？！』

そこ私に委ねちゃうんですか…

「…えーと、えーと…」

今までちゃんとお話ししたことのある人で…一緒にいる人がオスマンさんなら…彼ならどうだろうか。

「あ、エーミール…さんはどうですか？」

os『エミさんな…エミさんならええんとちがう？』
tn『良いチョイスやな。エミさんなら大丈夫やろう。』

ut『僕らエミさんに負けたん？』
kn『心外やなあ！！』

os『エミさんならきっと書斎におるな。Aちゃん部屋に準備先しにいき。準備出来たらインカムで俺の事呼んで。部屋まで迎えに行くから、一緒に書斎までエミさん呼びに行こ。』
「わかりました！」

流れるように私が準備するためのタイミングを作ってくれた。オスマンさんはいつもこうして、私が困っているときにすぐに気づいてフォローしてくれる。
凄いというか、さすがというか。そういうところが中性的な彼の魅力なんだろうな…。